杜の都ふるさと便 

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仙台市宮城野区 「中野五丁目津波避難タワー」が2月14日に完成 約300人の避難が可能

仙台市宮城野区中野に市が建設を進めていた「津波避難タワー」が、2月14日に完成しました。
市は沿岸部に計13箇所の避難設備を整備する予定で、今回完成したタワーはその1箇所目となる施設です。

 

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海から約2キロの場所に建設され、市が設定した地震発生から津波到達までの時間内に、タワーから半径約900mの住民が徒歩で避難できると想定されています。

タワーは鉄骨製で高さ9.9m。
ベビーカーや車椅子の方も安心して避難できるようにスロープを設置。

高さ6.6mの2階部分には、約100平方メートルの避難スペースがあり、防寒や防風対策として外壁で囲われています。
内部はカーテンで仕切ることができ、避難した方々のプライバシーにも配慮されたつくりとなっています。

屋上スペースと2階部分をあわせて、約300人の避難が可能。
毛布、ストーブ、非常食、水なども備えられています。
屋上には太陽光発電を利用した照明を設置し、停電時の夜間でも安全に避難ができるようになっています。

市は2016年度までに、消防団施設併設のビル型施設や学校の外階段等の避難設備を順次整備していく予定。
今後は、津波避難タワーを利用した避難訓練にも力を入れていくとのことです。


※全国津波避難施設の事例
●錦タワー(にしきたわー) 三重県大紀町(1998)収容避難場所・展望台・防災資料館として整備された建築物鉄筋コンクリート造、高さ21.8m、5階建

●望海橋(ぼうかいきょう) 北海道奥尻町青苗地区(2000)漁港施設として整備された人工地盤。高さ約7.7m、面積4,650m²。平常時、下部は網干し場や網の保管場所として、上部は漁業者・地域住民・観光客などの憩いの場として利用利用されている。平成 5 年の北海道南西沖地震で、青苗地区は多くの犠牲者を出したため、防災施設の整備や集落の再建などと一体となった漁港施設整備を行った。

●畔名地区津波避難タワー(あぜなちくつなみひなんたわー) 三重県志摩市大王町(2004)鉄骨造タワー、工作物、高さ7.9m(避難スペースは高さ5.6m)、面積25m²。フジワラ産業株式会社のタスカルタワー1号機、同社の助かるタワーは全国に34基が設置されている(平成25年10月現在)。

御前崎公民館退避櫓(おまえざきこうみんかんたいひやぐら) 静岡県御前崎市(2012)鉄骨造タワー、工作物、高さ7.9m(避難スペースは高さ5.6m)、面積25m²。

●吉田町津波避難タワー(よしだちょうつなみひなんたわー) 静岡県吉田町(2013)町道の上空に建つ歩道橋を兼ねた津波避難タワー。平成25年9月23日に2基が完成した。同町は津波避難タワーを15基整備することとしている。鉄骨造の工作物、避難スペースの高さ6.3m、6.5m、面積420m²、628m²  工事費は、3億2,000万円、4億5,000万円

掛川津波避難タワー(かけがわつなみひなんたわー)  静岡県掛川市(2013)プレストレスト・コンクリート(PC)造の 津波避難タワー。平成25年3月27日に2基(菊浜地区、今沢地区)が完成した。避難スペースの高さ10.5m、避難スペースが16.7m×12m(菊浜地区)

津波一時避難施設「湊命山」(みなといのちやま) 静岡県袋井市(2013)人工高台(平成の命山といわれている)、敷地面積約6,433m²、収容面積約1,300m²(避難スペース面積)、収容人員約1,300人(1人/m²を基準とした場合)、高さ海抜10m  
●「津波避難用築山」(つなみひなんようつきやま) 静岡県沼津市(2014) 計画津波避難用築山、頂上の面積約150m²(避難スペース面積)、収容人員約300人、高さ海抜15m  ※海抜6.5mの位置にも広場を設ける計画である。「

津波避難シェルター」(つなみひなんしぇるたー) 高知県(2014)室戸市佐喜浜町都呂地区、横穴式のトンネル部とらせん階段付の立坑部からなるシェルター。トンネル部の概要は、延長32.6m、幅員3m、高さ3.5m、うち避難可能部分は延長23.8m、71.4㎡、収容人員は71人。入り口に二重の止水扉を設置するほか、入り口の前には、津波による漂流物から扉を守るため高さ4m、直径1mの衝突防止柱を3本設置。奥には仮設トイレを設ける。立坑部の概要は、高さ23.9m、直径2.5m、らせん階段を設ける。

●「命山」(いのちやま) 静岡県静岡市(2014) 計画清水区三保地区に、津波避難施設として市内初となる「命山」を整備する。完成予定は来年秋。土地は、地元企業が「津波避難施設の建設用地として有効活用してほしい」と、遊休地を寄付した。

●「中野五丁目津波避難タワー」(なかのごちょうめつなみひなんたわー) 宮城県仙台市(2015)鉄骨造(2階建) 屋外階段、スロープ付き、延べ面積 398m²、収容人員300人、高さ 2階部分避難スペース6m、最上階避難スペース9m、トイレ3台、発電機1台、防災行政用無線1機、毛布・非常食・飲料水各300名分仙台市東日本大震災の教訓を踏まえ津波避難施設の整備を進めており「中野五丁目津波避難タワー」が第一号の完成。今後、学校施設への外階段設置型(2カ所)、その他の10カ所を整備する