杜の都ふるさと便 

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女性5人が起業挑戦 仙台市青葉区中央2丁目の「TRY(トライ)6チャレンジショップ」 笑顔はビタミン剤

雑貨、蜂蜜、切り絵…女性5人が起業挑戦
 

 起業を目指す人に半年単位で店舗スペースを貸している仙台市青葉区中央2丁目の「TRY(トライ)6チャレンジショップ」で、本年度上半期の5店舗が4月下旬にオープンした。

 

出店者と売り場担当者の5人全員が30~40代の女性。雑貨販売や整体など多彩な店を構え、本格開業に向けて経営の経験を積んでいる。


 チャレンジショップは、仙台市が2011年に始めた起業支援事業。店はクリスロード商店街に面した東北ろっけんパーク2階にあり、面積は1店舗当たり原則約1坪(3.3平方メートル)となっている。

 

 青葉区の画家石川かおりさんは14年度下半期に続いて出店。自作の絵をプリントした雑貨や、すずめ踊りのスズメと鳴子こけしを合わせたオリジナルキャラクター商品を並べる。「お客さんの笑顔がビタミン剤になっている。個展を再開しつつ、今後は気軽に立ち寄れる体験型の絵画教室を企画したい」と夢を膨らませている。

 

 青葉区の主婦高城友貴さんは、仲間8人で東北産蜂蜜の販売店を構える。採蜜まで手掛ける本格派だ。「ヘルシーで栄養豊富な蜂蜜の魅力を知ってほしい。飲食店での勤務経験を生かし、おいしい蜂蜜レシピを紹介したい」と張り切る。


 民間の整体師資格を取得し、整体とアロマトリートメントの店を開いたのは青葉区の主婦久枝裕子さん。「早くに父を亡くした影響で昔から東洋医学に関心があった」と動機を語る。宮城野区の主婦服部小百合さんは、伝統の白石和紙と自作の切り絵を組み合わせたアート作品を販売。「和紙と切り絵の相性が抜群と気付き、起業に挑戦した」と言う。

 

 若林区の元会社員久田薫さんはオーダーメードの革製品店を初めて出した。趣味が高じてイタリアで製作技術を学んだ経験を生かし、財布やブレスレットを作る。「お客さんの率直な声が刺激になっている。注文に幅広く応えられるよう腕を磨きたい」と意気込む。


■じりじり肌焦がす 仙台8月上旬並みの暑さ
 

強い日差しの下を行き交う人たち=14日午前11時10分ごろ、仙台市青葉区の東二番丁通

拡大写真
 
 宮城県内は14日、高気圧に覆われ、各地で朝から気温が上昇した。仙台管区気象台によると、仙台の正午の気温は27.7度と、平年の最高気温(19.0度)を既に上回り、8月上旬並みの暑さとなった。
 県内22カ所の観測地点のうち18カ所で夏日を記録した。正午までの最高気温は名取28.8度、東松島28.3度、丸森28.2度など。
 仙台市内では、照りつける日差しを避けるように手をかざしたり、日傘を差したりする女性の姿が見られた。
 管区気象台によると、15日の県内は日本海にある低気圧が接近し、午後には雨の降り出す所もあるという。

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