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現職の仙台市議55人の働きぶりを評定する「通信簿」を公表 市民団体「議会ウオッチャー・仙台」

「居眠り仙台市議会」変わらず 私語は減少
 
 
◎通信簿第2弾/11~15年の計15回本会議傍聴

 市民団体「議会ウオッチャー・仙台」(上原仁、泉田元子両代表)は7日、現職の仙台市議55人の働きぶりを評定する「通信簿」を公表した。作成は前任期(2008~11年)に次いで2度目。有権者に7月24日告示、8月2日投開票の市議選の判断材料にしてもらう狙いがある。
 11年9月定例会から15年2月定例会まで計15回、105日間の本会議を傍聴し、各議員の離席、居眠り、私語の回数を数えた。市執行部への質問内容は(1)事前の調査分析をしたか(2)他都市と比較したか(3)具体的な改善案を示したか-を基準に、14年12月定例会までの計14回を採点した。
 指摘が1回以上あった日数でみると、離席は最も頻繁な議員が77日で、4日間のうち3日は議場を離れることがあった。居眠りの多さは当選回数を問わず、最多は80日の若手議員で、ベテランが76日で続いた。私語は減り、「ゼロ」が33人と前回の3倍。3項目で指摘なしの議員は9人で、全員が3期以下の若手だった。
 質問内容は100点満点で、平均点が最も高い議員でも約30点だった。ただ、平均10点以上の議員は前回の14人から34人に増え、個別の質問で60~80点台を獲得する議員も現れるなど、全体的な質問の水準が高まっている傾向も見られた。
 前回は議場で一度も質問しなかった8人が「失格」になったが、今回はいなかった。調査期間内に一度しか質問に立っていない議員は3人おり、通信簿は「職責を果たしているか疑問」と指摘した。
 青葉区の仙台弁護士会館で発表会があり、宮城地域自治研究所の庫山恒輔事務局長は「私語が減ったのは良い傾向だが、相変わらずの『眠る議会』だ。議場に緊張感がない」と述べた。
 通信簿は議会ウオッチャーのウェブサイトで公開されている。

 

★議会ウオッチャー・仙台
趣旨
議会ウオッチャー・仙台は、仙台市民オンブズマン・タイアップグループ、
美しい仙台を創る会、宮城地域自治研究所の3団体が共同でつくりあげたものです。

3団体それぞれに長く仙台市政に関心を持ってきましたが、地下鉄東西線をめぐる
訴訟の過程で、需要予測等の重大な問題について、議会が議論らしい議論を
していないことに気づき、日常的に市民が議会をチェックしてこなかったことを
深く反省させられました。

選挙後の議会を、議員任せにしないで、市民で監視し、市民目線に立った議会に
するために、力を合わせて活動することを確認し、当会の設立にいたったのです。


  会の申し合わせ事項

 (1)本会は、議会ウオッチャー・仙台と称する。

(2)本会は、議会傍聴活動等を通して、議会・議員を住民の立場から監視、評価し、
   住民に開かれた、住民の意向の反映される議会をつくりあげることを目的とする。

(3)本会の活動は、美しい仙台を創る会、仙台市民オンブズマン・タイアップグループ、
   宮城地域自治研究所の3者(以下3者という)が協議し、共同で行い、活動の
   とりまとめは宮城地域自治研究所が担う。

(4)本会に世話人、代表世話人を置き、世話人会が日常の会の運営にあたる。

(5)本会の事務局を宮城地域自治研究所に置く。

(6)本会の活動に要する経費は、3者が協議し負担する。

 

  メンバ(世話人)

3団体の会員等で何らかの活動に参加しているメンバーは、現在約20名。

世話人は 現在11名で、毎月1回の世話人会で会の運営を行っています。

代表世話人は、上原 仁(仙台市民オンブズマン・タイアップグループ)、
泉田元子(美しい仙台を創る会)が務めています。

 

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