杜の都ふるさと便 

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「仙台うみの杜(もり)水族館」で6月23日に関係者向けの内覧会が開かれる

「仙台うみの杜水族館」館内初お披露目 巨大水槽やイルカのショーも
 

「仙台うみの杜水族館」館内初お披露目 巨大水槽やイルカのショーも
松島水族館から引っ越してきたペンギンも真新しい館内で関係者を出迎えた

 

 「仙台うみの杜(もり)水族館」で6月23日、7月1日のグランドオープンを前に関係者向けの内覧会が開かれた。

巨大水槽に三陸の海を再現した「いのちきらめく うみ」

  同館のコンセプトは「いのちきらめく、うみの杜」。「海の中の命、人の命、地域を支える人々の躍動する命のきらめきを、この水族館を通して感じてほしい」と同館を運営する横浜八景島(神奈川県横浜市)の布留川信行社長。「地域の皆さんをはじめ、国内外からこの場所を訪れる皆さんに、『いのちのきらめき』という側面から、この地域の良さを理解し、復興している姿を体感し応援してほしい」と話す。

  施設内には大小合わせて約100基の展示水槽を用意。1階は、日本の海を再発見できる「日本のうみ -東北のうみ-」ゾーン。日本一の水揚げ量を誇る宮城のマボヤを展示する「マボヤのもり」、マサバ・アカシュモクザメ・ヨシキリザメ・マイワシ・ババガレイ・アイナメなど50種2万5000匹を展示する巨大水槽「いのちきらめく うみ」、海藻・ウニ・アワビなど三陸の環境展示と海女の漁具などを紹介する「彩り 海藻のうみ」、オオグソクムシやヌタウナギなど水深200メートル以深にすむ生き物を展示する「深海 未知のうみ」、シナイモツゴやゼニタナゴ・トウホクサンショウウオなど県内の希少生物の繁殖に取り組み情報発信を行う「うみの杜ラボ」など、11のテーマで紹介する。

  2階では、世界のさまざまな生き物を展示する「世界のうみ」ゾーンを展開。主な展示生物は、オセアニア=フェアリーペンギン・クマノミの仲間・サンゴ礁の魚、ヨーロッパ=バイカルアザラシ・チョウザメ・クシイモリ、アフリカ=カメレオンの仲間・ハイギョの仲間・カエルの仲間、アメリカ=イロワケイルカ・ピラルク・ネオンテトラ・グリーンイグアナ、アジア=アオウミガメ・タイマイ・テッポウウオ・チンアナゴなど。6基のクラゲ水槽で季節に合ったクラゲを展示する「クラゲのいやし」コーナーも。

  エンターテインメントプログラムも用意。三陸沖を再現した「いのちきらめく うみ」で繰り広げられる水中ドラマ「Sparkling of Life」(1日2~4回、各回約5分)や、オタリアやフンボルトペンギンに直接触れることができる「フレンドリータイム」(1日2~4回、各回約5分)をはじめ、約1000人を収容できる「うみの杜スタジアム」ではイルカとアシカのパフォーマンスショー(1日3~7回、各回約20分)も実施する。

  そのほか、カキをテーマにしたワークショップ、自分の描いた魚がスクリーンの中で動き回る「お絵かきアマモリウム」、メッセージを書いて海洋風景をつくり上げる「コミュニケーションウォール」などの参加型の展示や、三陸の人々による情報発信などの場も用意する。

  「今までどこにもなかった、地域の人と共につくり上げていく素晴らしい水族館だと思う。ぜひ一度足を運んでいただき、新しい楽しみ方や充実の仕方を見つけてもらいたい」と布留川社長。「皆さんからの提案や思いを共有し、施設や生物の展示の参考にしていきたい」とも。同社では開業初年度100万人、安定期85万人の入館者数を見込む。

  営業時間は9時~18時30分(夏季は19時30分まで、冬季17時30分まで、最終入館は閉館30分前まで)。入場料は、大人=2,100円、高校生・中学生=1,600円、小学生=1,100円、幼児(4歳以上)=600円、シニア(65歳以上)=1,600円。年間パスポートの料金はそれぞれの倍額(入場2回分)に設定。

 

★仙台うみの杜水族館(せんだいうみのもりすいぞくかん)は、宮城県仙台市宮城野区の民間水族館。横浜八景島と仙台水族館開発株式会社が連携して運営を行う。

概要

仙台港から内陸へ約1kmの高砂中央公園内に位置。仙台東部道路仙台港ICに隣接し、周辺には三井アウトレットパーク 仙台港をはじめとする大型商業施設が立地する。

三井物産を中心に、水族館運営ノウハウを持つ横浜八景島、在仙企業のカメイ・ユアテック・河北新報社・仙台三越の6社が共同出資し、仙台水族館開発株式会社を設立。仙台市から土地を賃借し、約65億円をかけて建設された。


2010年秋 - 白紙となった水族館計画の事業化に向けて、仙台市と協議を開始。
2013年 2月15日 - 三井物産・横浜八景島・カメイ・ユアテック・河北新報社・仙台三越の6社が、(仮称)仙台水族館の設置へ向けて共同出資し、新会社を設立することを発表。
2月20日 - 仙台水族館開発株式会社設立。
3月29日 - 仙台市、水族館建設予定地を仙台港背後地交流推進特区として申請。
4月12日 - 復興庁、特区申請を認定。
6月26日 - 仙台水族館開発、民間都市再生事業計画として申請。
8月23日 - 仙台水族館開発、施設概要を公表。
9月13日 - 国土交通省、民間都市再生事業計画に認定。
11月5日 - 仙台市、高砂中央公園の基本計画を策定。
12月2日 - 仙台市、水族館設置を許可。
12月4日 - 着工。

2014年 7月16日 - 横浜八景島、仙台水族館準備室を開設。
10月23日 - 正式名称が「仙台うみの杜水族館」に決定、ロゴマークを公表。開業時期が2015年7月にずれ込む事も発表された。

2015年 2月2日 - 概要を発表。
5月10日 - マリンピア松島水族館閉館。飼育員や生物は、仙台うみの杜水族館へ順次移動。
6月23日 - 企業関係者向けの内覧会を実施。
6月27日・28日 - 年間パスポート購入者を対象としたプレミアムプレビューを開催。


予定
2015年 7月1日 - 開業予定。


施設

仙台水族館開発株式会社
Sendai Aquarium Development Co., Ltd.


種類
株式会社

本社所在地
 日本
〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7-1

設立
2013年2月20日

業種
サービス業

事業内容
水族館の建設・設置、運営

代表者
代表取締役社長 戸尾圭志

資本金
27億円

主要株主
三井物産
カメイ
横浜八景島
ユアテック
河北新報社
仙台三越
 民間都市開発推進機構


2階建、延床面積9,989m2。設計は大建設計、施工は大成建設・橋本店JV。設置される水槽は約100基。建物は、緊急時の避難施設とすることが検討されている。

開業時点での展示生物は、約300種類・50,000匹。うち7,000匹は、2015年5月に閉館したマリンピア松島水族館から引き継いだ。館内には、東北最大級となる約1,000人を収容可能なイルカやアシカのショープールを設置。ペンギンの飼育にも力を入れ、横浜・八景島シーパラダイスに並ぶ、8種類を飼育する。

レストラン及びショップコーナーは、エームサービスが運営を行う。
1 - 2階大水槽(いのちきらめく うみ) 三陸沖の海を再現した、幅13m・高さ6.5m・水深7.5m・水量990tの水槽。屋根のない自然に近い環境の中、50種類約25,000匹の生物を展示する予定。飼育が難しいとされるヨシキリザメを、国内で唯一展示する。
ショープール(うみの杜スタジアム) イルカとアシカによるパフォーマンスが披露される。客席とプールの間に、仕切りとなるアクリル板は設けておらず、臨場感を味わうことができる。
1階日本のうみ -東北のうみ-
うみの杜ビーチ(磯場)
2階世界のうみ
海獣広場

基本情報

営業時間
通常 : 9:00 - 18:30(予定) 夏季 : - 19:30(予定)
冬季 : - 17:30(予定)


入場料
大人 : 2,100円 シニア(65歳以上) : 1,600円

中高生 : 1,600円
小学生 : 1,100円
幼児(4歳以上) : 600円

年間パスポートは、入場料の2倍。

交通アクセス

公共交通機関
鉄道JR仙石線 中野栄駅より徒歩約15分
バスJR仙石線 中野栄駅よりシャトルバス(無料)を運行
宮城交通 (水族館バス停) - 2015年12月6日開設予定 仙台市地下鉄東西線 荒井駅方面
JR仙石線 多賀城駅方面

仙台市地下鉄東西線 荒井駅よりシャトルバスを運行予定

自動車
仙台東部道路 仙台港ICに隣接
駐車場台数 : 800台

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