杜の都ふるさと便 

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宮城県松島湾内の島に松の苗木を植栽し、林を再生させる試験事業に着手 ああ松島や~

松枯れ深刻…名勝・松島の松林再生へ奮闘中
 

 日本三景の一つ・国の特別名勝・松島(宮城県松島町)で広がる松枯れ問題で、宮城県は松島湾内の島に松の苗木を植栽し、林を再生させる試験事業に着手した。松枯れを引き起こす虫に抵抗できる品種を選び、被害が深刻な島に植えた。根付くかどうかを検証し、本格的な植樹につなげたい考えだ。

◎虫に強い品種 5島に植栽

 県森林整備課はことし3月と5月、松島町の布袋、恵比寿、大黒、毘沙門、伊勢の5島にアカマツ計296本、クロマツ計252本を植栽した。植えた松は、松枯れを引き起こすマツノザイセンチュウを人工的に接種し、生き残った品種を選抜した。

 土と肥料を入れた袋と苗木を一緒にした植栽パックを地面に固定したり、雑草が生えないようシートで覆ったりと植え方を工夫。植えた区画に鳥が入らないように網も張った。

 県によると、2014年度の松島の被害量は7440立方メートルと前年度より約1割減った。東日本大震災の影響で中断した薬剤散布を再開した効果があったが、震災前に比べると被害規模は依然2倍以上に広がっている。
 大量繁殖したウミネコのフン害もあることから、松島町は昨年4月、遊覧船の餌付けを禁止した。

 県の試験植栽事業は14、15年度の2カ年。計900万円の事業費は、みやぎ環境税の税収を充てた。県森林整備課の担当者は「さまざまな植え方を試し、島の景観を再生させたい」と話す。

■宮城・松島の松枯れ防止を支援
IT企業が募金寄付印刷用画面を開く
 松くい虫を防ぐ薬剤を注入する参加者=18日、宮城県東松島市
 松くい虫を防ぐ薬剤を注入する参加者=18日、宮城県東松島市 日本三景の一つ、宮城県にある特別名勝松島で深刻化している松くい虫による松枯れを防ごうと、同県東松島市は18日、民間からの募金による支援を受けて、松くい虫を防ぐ薬剤を松に注入する作業を行った。

 支援したのは、以前から松の保全活動に協力していたIT企業「クオリティ・エージェント」(横浜市)の石川和信社長(46)ら。石川社長は「東松島・松の木の未来を守るプロジェクト」を発足させて募金を集め、東松島市に65万円を寄付。市も薬剤代や作業費に135万円を確保した。

 作業には市職員のほか、石川社長や活動に賛同した俳優の時任三郎さん(56)、漁師ら約30人が参加した。

2015年1月18日

 

★日本三景は以下の3つの名勝地を指す(記載順は全国地方公共団体コードの順番による)。
全て海(沿岸)にある風景となっており、各々古くから詩歌に詠まれ、絵画に描かれていた。

松島 - 宮城県宮城郡松島町を中心とした多島海
天橋立 - 京都府宮津市にある砂嘴
宮島(厳島) - 広島県廿日市市にある厳島神社を中心とした島