杜の都ふるさと便 

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ササニシキの優れた食味と、ひとめぼれの作りやすさを兼ね備えた新品種「ささ結」の栽培講習会を宮城県大崎市古川の水田で開く

コメ新品種「ささ結」食味追求 世界品質に
 

参加者が「ささ結」を作付けした水田を前に、栽培上の注意点などについて解説を聞く

 
 宮城県大崎市や大崎地域3農協などで組織する「大崎の米『ささ結(むすび)』ブランドコンソーシアム」は15日、コメの新品種「ささ結」の栽培講習会を同市古川の水田で開いた。

 講習会には栽培農家30人が参加。育種に携わった県古川農業試験場の永野邦明副場長が、60センチほどに草丈が伸びたささ結を前に「この品種に追肥を与えると10アール当たり600キロ以上も取れるが、味が大きく落ちる」などと栽培上の注意点を解説した。

 ささ結は、ササニシキの優れた食味と、ひとめぼれの作りやすさを兼ね備えた新品種。台湾など海外の食品見本市にも出展され、好評を博している。
 本年産から本格栽培が始まり、大崎市や登米市などの計100ヘクタールに作付けされた。本年産は特に食味を重視し、追肥なしの低肥料で栽培することなどを申し合わせている。

 109アールに作付けした同市古川下中目さん

は「消費者は粘りの強いコシヒカリ系のコメに飽きている。すし職人からも高評価を得ているささ結に期待したい」と語った。

■ササニシキとひとめぼれから生まれた新品種「ささ結」

宮城県古川農業試験場にて育成された新品種です。2001年に誕生し、もとは「東北194号」と名付けられていましたが、親しみやすい名称を付けようと「大崎の米販売戦略会議」で「ささ結び」に決定しました。ささ結はあっさりした食感や和食に合うということで、特に寿司米として優れているそうです。大崎寿司業組合の千葉組合長も絶賛しており、大崎市の寿司店舗をはじめ、飲食店に普及していくことと思われます。
 ささ結は「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の人口交配から生まれました。耐冷性、耐倒伏性などがササニシキよりも優れていることから、県北部でも安定した育成が見込めます。
ササニシキの味を保ちつつ、ササニシキの弱点であった寒さに強くなったことが大きな成果と言えるでしょう。
 現在はまだ市と県の試験栽培をしており、一般作付けは15年度から始まります。市内では約40ヘクタールでの栽培を予定しています。今後、大崎市の新しい品種「ささ結」が食卓に並ぶことを期待したいと思います。

■ ササニシキのあっさりとした食感と、ひとめぼれの冷害への強さを兼ね備えた「東北194号」。
大崎市は市内で作られる194号を「ささ結(むすび)」と名付け「米の聖地大崎の復興のシンボル」として、すしなど和食向けにPRする。

 名付け親は市内の主婦高石清子さん(68)。公募した425点から選び、商標登録も申請した。

 販路を広げようと力を入れるのは、194号を開発したのが市内にある県古川農業試験場だから。母にあたるササニシキ、父のひとめぼれも同試験場で生まれた。194号を県が奨励品種にしたのを機に、アピールする。