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仙台育英が投打で早実(西東京)を圧倒 20日に東海大相模と決勝戦 国体出場も決定

甲子園で仙台育英が投打で早実(西東京)を圧倒
 


 
 第13日は19日、甲子園球場で準決勝が行われ、東北勢の春夏通じて初優勝を目指す仙台育英(宮城)が7-0で早実(西東京)に完勝し、準優勝した1989年以来の決勝に進出した。

仙台育英は三回、4長短打を集めて3点を先制。四回に平沢大河の3号3ランなどで4点を加え、佐藤世那が6安打で完封した。早実の注目の1年生、清宮幸太郎は内野安打1本にとどまった。第2試合は東海大相模(神奈川)と関東第一(東東京)が対戦。

 仙台育英が東北の地に優勝旗を持ち帰るまで、ついにあと1勝と迫った。「何十年も甲子園で優勝したいと思い続けてきた。東北勢を2校破って勝ち進んだ。大旗を本気で狙うのは、今でしょ」。準々決勝で秋田商に勝った時の佐々木監督の言葉通り、選手たちが一丸となって早実を破り、決勝進出を果たした。
 打線は1巡目で早実の主戦松本に打ち取られたものの高い修正能力を発揮し、2巡目に一気に畳み掛けた。三回、変化球狙いが奏功した。2二塁打による無死二、三塁から青木の右前打で2点を先取し、1死後に郡司の適時内野安打でさらに1点を加えた。
 四回は2死後に敵失で4-0とした後、清宮との好打者対決が注目された平沢が球場を沸かせた。一、二塁に走者を置き、今大会自身3本目の本塁打を右中間へ運び、3点を重ねた。
 「大量得点だけは許さない」と、今大会5戦連投となった主戦佐藤世は打線の援護に応え、要所を締めて6安打完封した。
 勝利の瞬間、大歓声を浴びた仙台育英ナイン。聖地の主役は清宮効果で観客を沸かせ続けた早実と入れ替わった。東北に初の優勝旗をという悲願の達成にぐっと近づいた。

◎準決勝第1試合先発メンバー

【仙台育英】 【早 実】
(三)佐藤将 (三)山田
(中)青木  (右)玉川
(遊)平沢  (一)清宮
(捕)郡司  (捕)加藤
(一)佐々木良(遊)金子
(左)紀伊  (二)富田
(右)佐々木柊(左)宮崎
(二)谷津  (投)松本
(投)佐藤世 (中)渡辺

■ 甲子園で開かれている第97回全国高校野球選手権大会第13日の19日、宮城代表の仙台育英は準決勝第1試合で、早実(西東京)に7―0で快勝し、準優勝した1989年以来、26年ぶりの決勝進出を果たした。東北勢の決勝進出は2012年の光星学院(青森)以来3年ぶりで、宮城勢としては03年の東北以来、12年ぶり。
 仙台育英は三回、無死二、三塁から青木玲磨の2点右前打などで3点を先取。四回は2死二塁から敵失で1点を加えた後、青木の左前打で一、二塁とし、続く平沢大河が右中間に自身今大会3本目の本塁打となる3ランを放ち、7―0と試合を一方的にした。

 主戦佐藤世那はストレートやフォークボールを内外角低めへ丁寧に投げ分け、早実打線を6安打完封した。
 仙台育英は20日の決勝で、準決勝第2試合の東海大相模(神奈川)―関東第一(東東京)の勝者と、東北勢初の優勝を懸けて対戦する。

準決勝第2試合は東海大相模(神奈川)が勝利したため20日の決勝は宮城代表の仙台育英VS東海大相模(神奈川)となった。


・大差は意外/仙台育英・佐々木順一朗監督の話
 打ち合いになるとは思っていたが、これだけ差がつくとは予想しなかった。三回2死満塁のピンチでけん制アウトにしたのが大きかった。万全の体調で決勝に臨みたい。


■高校野球 国体出場の12校決まる

 

 日本高校野球連盟は19日、国体選考委員会を開き、和歌山国体の高校野球・硬式の部(9月27~30日、紀三井寺)に出場する12校と補欠2校を決めた。

  【出場校】秋田商、仙台育英(宮城)花咲徳栄(埼玉)東海大相模(神奈川)早稲田実(東京)敦賀気比(福井)中京大中京(愛知)鳥羽(京都)広島新庄、九州国際大付(福岡)興南(沖縄)智弁和歌山(開催地)

  【補欠校】(1)花巻東(岩手)(2)遊学館(石川)

 

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