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宮城県大崎市の鳴子温泉地区と鬼首地区を結ぶ「国道108号花渕山バイパス」が完成

国道108号バイパス完成 鳴子と鬼首結ぶ

 国土交通省が整備を進めてきた大崎市の鳴子温泉地区と鬼首地区を結ぶ「国道108号花渕山バイパス」が完成し、8日、現地で記念式典が行われた。11月15日に開通する。

 バイパスは延長6.4キロ、10本の橋と5本のトンネルがある。国道108号の同区間は道幅が狭く、急カーブが多いうえ、周辺は地滑りを起こしやすく、土砂崩れや事故などで度々通行止めになっていた。バイパスによって従来より4分間短縮でき、事故や災害の危険性も減る。

 式典は108号にちなみ、10月8日午前10時8分に合わせて行われ、地元住民ら約120人が出席。大崎市の伊藤康志市長は「秋田県と宮城県の往来もスムーズになり、観光や産業の振興にもつながる」と期待を込めた。

■宮城県大崎市の鳴子温泉と鬼首地区を結ぶ国道108号花渕山バイパス(6.4キロ)が完成間近となり、11月15日の開通式を前に、市民向けの見学会が8日、現地であった。

 約120人を前に、関係者が「鬼鳴(おになき)トンネル」(142メートル)の銘板を除幕。国土交通省仙台河川国道事務所の宮田忠明所長が「工事は区画線や標識、通信関係設備の取り付けを残すのみ。しっかり仕上げて開通式を迎えたい」とあいさつした。

 バイパスには10本の橋と5本のトンネルがあり、住民が名付け親となったそれぞれの名称が披露された。
 伊藤康志市長は「(鳴子ダム東側の)現道は危険箇所が多く、スクールバスの転落事故も起きた。バイパス完成で冬季も安全に通行できる」と物流や医療、観光への好影響を期待した。

 バイパス建設運動に長年携わってきた、鳴子まちづくり協議会の会長は「太平洋側の石巻市と、日本海側の由利本荘市を結ぶ国道108号の難所が解消された。広い地域に夢を与える事業の完成に感激している」と語った。

 108号は鳴子ダム周辺で道幅が急に狭まり、地滑り指定区域の中を通る区間もある。花渕山バイパスは、事故が多発している現道の代替道路として1988年度に建設が始まった。2003年の三陸南地震で地滑りの兆候が見つかり、工事が中断されたが、08年に事業主体を県から国に移し工事を再開した。県と国の総事業費は約220億円。
 11月15日は午前中に開通記念式典を行い、午後に一般車両が通行可能となる。

 

★国道108号(こくどう108ごう)は宮城県石巻市から同県大崎市を経由して秋田県由利本荘市に至る一般国道である。

国道108号は仙台と秋田県を短絡する役目を持ち、高速道路を使わずに仙台市内から約2時間半で秋田県湯沢市に抜けられる利便性を持つ。そのため、高速道路の通る湯沢雄勝・横手地域の住民は秋田自動車道を使わず国道108号を使う傾向がある。

背景には、1996年に、秋田宮城の県境の鬼首峠(かなりの隘路で冬季閉鎖)をほぼトンネルと橋梁で貫くバイパス鬼首道路が完成、大幅な時間短縮と通年通行が可能になったことがある。また、高速道路を使った場合、横手ICから仙台宮城ICまで通行料金が4,300円(普通車)かかり、高速道路を使ったとしても30分程度短縮するだけである。現在もバイパスから続く在来区間の改良も行われており、道路全体の速度も高いことから、まさに、高速道路並の使命を持った路線といえる。

2007年2月17日、大崎市鳴子温泉で地滑りが発生し、現場付近で全面通行止めの措置がとられた。この間、大崎市が臨時シャトルバスを運行した。宮城県が現場付近に仮設道路を建設し、4月3日から通行可能となった。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令に基づく起終点および経過地は次のとおり。
起点 : 石巻市(丸井戸交差点=国道45号交点)
終点 : 本荘市[注釈 2](水林交差点=国道7号交点、国道105号起点、国道107号・国道341号・国道398号終点)
重要な経過地 : 宮城県遠田郡涌谷町、古川市、同県玉造郡岩出山町、同郡鳴子町、秋田県雄勝郡雄勝町、同県由利郡矢島町

路線延長:189.5 km(実延長148.7 km、現道147.5 km) 宮城県区間 : 97.5 km(実延長66.7 km、現道65.4 km)
秋田県区間 : 92.0 km(実延長・現道82.1 km)

指定区間 石巻市蛇田字下中埣33番6 - 大崎市鳴子温泉字新屋敷18番8(起点から国道4号交点までと国道47号重複区間)
湯沢市横堀字六郎川原68番49 - 同市上院内字釜ノ上14番1(国道13号重複区間)

路線状況

通称
石巻別街道
羽後街道(出羽仙台街道)
矢島街道

バイパス

●涌谷バイパス

涌谷バイパス(わくやバイパス)は、宮城県遠田郡涌谷町に建設されたバイパス道路である。国道108号と国道346号の区間が連続し、一部は重複区間となっている。涌谷字黄金迫から字渋江までの国道346号と一部が国道108号で構成され、江合川を跨ぐ新涌谷大橋を含む延長3.1kmが1991年(平成3年)3月に供用を開始し、1992年(平成4年)11月に全線開通した。

●小牛田バイパス

小牛田バイパス(こごたバイパス)は、宮城県遠田郡美里町南小牛田字谷地中から同町北浦字蛇沼に至る延長4.3kmのバイパス道路である。2001年(平成13年)に暫定2車線[8]として全線で供用を開始した。

当該区間は美里町小牛田地区(当時は小牛田町)の中心市街地にあたり、人家連担地区を通過していた。道路幅は狭く、屈曲点が複数あったために、特に大型自動車にとって通過の難所となっていた。

そのために集落南方の田園地帯にバイパスを建設することとなった。そこで、建設省(当時)は直轄事業として1984年(昭和59年)に事業着手し、西側の2.6kmは1996年(平成8年)8月に供用を開始したが、なおも屈曲点の通過を要した。

残る東側の1.7kmは1999年(平成11年)に工事着手し、新世紀・みやぎ国体に合わせて工事が急がれ、2001年(平成13年)8月29日の供用開始によって全線開通となった。これにより、同区間の通過所要時間は、開通前の7.8分から開通後のバイパス利用によって5.2分に短縮されたと事後評価している。

●古川東バイパス

古川東バイパス(ふるかわひがしバイパス)は、宮城県大崎市で事業中のバイパス道路である。計画延長5.1kmのうち現道と接続する2.3km区間が2007年(平成19年)に工事着手した。

大崎市の中心である古川市街地で発生している慢性的な渋滞や交通事故の減少と多数を占める市街地東側から南側への通過交通の排除を目的として、市街地東側の大崎市古川鶴ヶ埣新江南で現道から分岐し、市街地南方を迂回して大崎市古川稲葉字土手内で国道4号と接続する計画として建設が進められている。

計画自体は1979年(昭和54年)に都市計画決定されていたが、近隣で涌谷・小牛田両バイパス事業が実施されていたため、一定期間をおいての着手となった。バイパスの起点となる古川市街地東側は、美里町および涌谷町とを結ぶ主要な経路として利用されているが、相互を往来するにあたって新江合川に架かる橋が少ないことが指摘されていたこともあってか、同川に新江合川橋が架橋されることとなっている。

●花渕山バイパス

花渕山バイパス(はなぶちやまバイパス)は、宮城県大崎市で事業中のバイパス道路である。計画延長は6.4kmで、鳴子温泉市街地西方の鳴子温泉古戸前から鳴子ダム湖である荒雄湖中程の鳴子温泉鬼首柏木原を結ぶ。

当該区間は指定区間外であるため、当初は宮城県によって1988年(昭和63年)に事業着手されたが、2003年(平成15年)5月に発生した三陸南地震の際に地すべりが発見されて工事が中断していた。

その後、2007年(平成19年)2月に発生した現道での地すべりによっておよそ1か月半にわたって寸断されたことから事業再開が地元から求められた結果、2008年(平成20年)に国の直轄権限代行事業に移行したうえで工事が再開された。そして2015年11月15日に全線開通予定となった。


●鬼首道路

鬼首道路(おにこうべどうろ)は、宮城県大崎市から秋田県湯沢市にかけて建設されたバイパス道路である。


松ノ木道路
前杉バイパス