杜の都ふるさと便 

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仙台・あすと長町に3月11日、ライブハウス「チームスマイル・仙台PIT」がオープン「つなげよう、感動。つながろう、東北の笑顔」

仙台・あすと長町に3月11日、ライブハウス「チームスマイル・仙台PIT」(仙台市太白区あすと長町2)がオープン

 仙台・あすと長町に3月11日、ライブハウス「チームスマイル・仙台PIT」(仙台市太白区あすと長町2)がオープンした。運営主体は一般社団法人「チームスマイル」(東京都渋谷区)。

 敷地面積は約2600平方メートル、ホール面積は1300平方メートル。客席は1階のみで約1200人(スタンディング)を収容する。総開設費用は約12億5,000万円。うち約3億1,000万円はロックバンド「プリンセス プリンセス」が再結成活動で集めた義援金寄付によるもの。

 同バンドは2012年1月6日、被災地の復興・復旧支援のため約16年ぶりに再結成し、年内限定で活動を行った。仙台サンプラザホール、日本武道館、東京ドームの計全8公演で延べ13万人を動員し、コンサートチケット代とCD販売の収益金は約5億1,000万円に上った。

 同活動を通じ、義援金として被災地の地域医療支援、東北エリアでの教育支援に充てたほか、最も大きな3億1,000万円の支援先については「1回で終わらない支援はないだろうかと考えた」(ボーカルの岸谷香さん)という。「プリプリの音楽を通して集まったお金で音楽にまつわる支援ができれば、皆も納得、私たちも納得だねということで考えてきた」とも。

 支援により完成にこぎ着けた同ライブハウスを見た岸谷さん。「たくさんのファンの人の気持ちが全部一個になった結果が、この形、この会場になったんだなと思うと、実際、建物を見てやっぱりグッときた」と話す。

 迎えた3月11日のオープン初日。2012年12月31日の第63回NHK紅白歌合戦出演以来、プリンセス プリンセスが再集結し、こけら落としライブ「PRINCESS PRINCESS TOUR 2012-2016 再会 -FOR♡EVER-」を行った。「OH YEAH!」「世界でいちばん熱い夏」「ジュリアン」「GET CRAZY!」「M」「Diamonds」などアンコール含め全18曲を披露し、東北を中心とする各地から訪れた満員の観客を沸かせた。

 同ライブはWOWOWでの生中継のほか、「チームスマイル・豊洲PIT」(東京都江東区)と全国の映画館33会場でライブビューイングも実施。リーダーの渡辺敦子さんは「皆さんのたくさんの思いが込められたここ仙台PITの新たなステージで、会場の皆さん、テレビの前、全国各地の映画館のライブビューイングの皆さんを通して、一つになった。生涯忘れることがない」と手応えを話した。

 同バンドは同所で12日・13日も公演を行い、豊洲PITで25日・26日に行う公演がラストライブとなる。渡辺さんは「復興は目に見える形、目に見えない心の復興どちらも大切だと思う。プリンセス プリンセスは幕を閉じるが、仙台PITは今日からスタート。私たちの姿形こそそこになくても、私たちの心の中に、そして皆さんの記憶の中に生き続けると信じている。応援してくださった全ての皆さんに感謝申し上げます」と呼び掛ける。

 


★チームスマイル・仙台PIT

名称 チームスマイル・仙台PIT
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所在地

宮城県仙台市太白区あすと長町2丁目2番地50号
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開業時期

2016年3月11日
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収容人数

約1,200名(スタンディング)
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アクセス

JR東北本線長町駅より徒歩5分
仙台市営地下鉄長町駅より徒歩6分

つなげよう、感動。つながろう、東北の笑顔。

『PIT』は、『Power Into Tohoku!』から名付けました。エンタテインメントのチカラを東北に。
その思いをつなげていくために、チームスマイルは着実にその活動を続けてまいります。

★チームスマイルとは

2011年3月11日の東日本大震災から数年を経て、まさに今、震災復興は“第二段階”を迎えようとしていると思います。決して十分とは言えないまでも、衣・食・住の整備が徐々に進みつつある中、「心の復興」を中心に、被災地の方々と支援者とが想いや感動を共有し、共感し、「共に立ち上がれる仕組み」を、それも継続的に作り出していくことが求められていると思います。

「チームスマイル」と名付けた復興支援のプロジェクトが立ち上がったのは、東日本大震災直後のことでした。関東、東北地区を中心に、コンサートや演劇、スポーツなどの開催中止や延期が続々と決まる中、逆に、エンタテインメントには被災地の方々に勇気や元気を届ける力があるはずだ、そう信じた有志によって、自然発生的に生まれたボランティア活動でした。

以来、チャリティコンサートの開催や復興支援イベントなど、同じエンタテインメント業界に携わる方々とともに様々な活動を続けてきましたが、そんな中、今後を見据えて、実現しなくてはならないことに思いが至りました。それは、支援活動の継続性です。震災後に立ち上がったボランティア活動やNPO活動が次第にその数を減らす中、どうしたら活動を続けていくことができるかが最大の課題でした。

出した答えは二つでした。まずは、一過性のチャリティイベントに閉じない継続的な活動を維持するには、活動拠点の確保が必要です。と同時に、その開設と運営をまかなうための経済性の担保が必須となります。これら二つを解決するべく、私たちはそれまでのボランティア活動を正式に一般社団法人化し、東北三県(福島、宮城、岩手)と東京に、その活動拠点となるシアターを開設することを決めました。これが、『PIT(ピット)』です。

『PIT』は、「Power Into Tohoku!」の頭文字です。多くの企業、団体より篤いご協力やご寄附、ご協賛を賜り、2014年10月には東北三県に先駆け、東京都江東区に「豊洲PIT」がオープンしました。「豊洲PIT」は、スタンディングで約3,100名、着席で約1,500名のホールです。ここでの事業収益金は、文字通り、いわきPIT(福島県いわき市 2015年7月24日オープン)、釜石PIT(岩手県釜石市2016年1月9日オープン)、仙台PIT(宮城県仙台市 2015年3月11日オープン)の3つの東北「PIT」の建設と運営、そしてエンタテインメントを通じた復興支援活動に、その全額が活用されることになっています。

東北の「PIT」では、コンサートや演劇、ライブビューイング等のイベントの他、特に子供たちや若者たちの創作活動へのチャレンジをサポートし、その表現や発表の場を提供します。東京からのコンテンツ供給だけでなく、ワークショップやセミナーなどを通じて、若い世代の夢や才能を養い、地元の子供たちが夢を持って元気に立ち上がれるようなきっかけ作りを進めることにより、被災地の方々自らによる復興を後押ししていきたい考えです。

今週のお題「好きな街」