杜の都ふるさと便 

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2016年4月11日東日本大震災の月命日行方不明者の捜索行われる 桜満開の中なごり雪?

2016年4月11日

仙台では朝からひとひらの雪が、ちらほらと降り始め、やがて風花のように舞いだした。

桜は満開だというのになごり雪であろうか。気温は7℃~10℃である。さぶ~い。

今日は東日本大震災(2011年3月11日)の月命日。

東日本大震災の行方不明者の捜索を巡り、宮城県警が月命日の一斉集中捜索を見直す方針を決めてから初めての11日を迎えた。

沿岸9署のうち、気仙沼、南三陸、河北3署が捜索を実施する一方、残る6署は見送った。気仙沼署は次回以降、月命日にこだわらず家族の要望に応じる方式に改めるという。

 南三陸町歌津の中山漁港周辺では、南三陸署員9人が堆積物をレーキでさらった。石巻市雄勝町では、河北署員8人が海岸線を車で移動し手掛かりを探した。

 この日、最も規模が大きかったのは気仙沼市本吉町小泉地区。気仙沼署員と一般社団法人「気仙沼復興協会」が受け入れたボランティアら約30人が、沼地から重機で運び出した土砂を丹念に調べた。

 捜索を実施した3署が所在する県北の沿岸部は湾と岬が入り組むリアス式海岸。直線的な県南部より捜索が難しく、不明者も多い。

 一方、石巻、塩釜、仙台東、仙台南、岩沼、亘理の6署は「用地のかさ上げ工事が進み、捜索できる場所が狭まった」(亘理)「家族らの要望を踏まえた方が効率的」(仙台東)などを理由に月命日に限定しない方針だ。

 管内に212人の不明者がいる南三陸署の次長は「住民の要望にその都度応じるのはもちろん、低気圧の直後など潮の流れを見て効率的な捜索を目指す」と強調する。

 気仙沼では気仙沼復興協会が月命日を中心にボランティアを受け入れ、2015年度は捜索などに約4000人が参加した。事務局長は「気仙沼には220人の不明者がいる。帰りを待つ家族のためにも、私たちが11日を忘れないためにも月命日に捜索を続けたい」と話す。

 県警は震災直後から連日捜索を実施。13年4月11日以降、月命日の一斉集中捜索に切り替えた。12年4月に石巻市雄勝町の海岸で人骨が見つかって以来、有力な手掛かりはつかめていない。

 

宮城県では死者 9,541人、行方不明者 1,236 人 2016年3月10日現在

東日本大震災の行方不明者の捜索を「月命日にこだわらず家族の要望に応じる方式に改める」


というが第一にあいまいな意思決定であり、第二に、月命日および東日本大震災という記憶が風化するような気がする。

毎月11日という月命日に東日本大震災の行方不明者の捜索が「定期的」に行われるのが望ましいし、みんなで冥福を祈る日とし、防災関連の確認日とするのがよろしかろう。


そしてそれが残されたものの責務であろう。

残されたものとしては生かされたことに感謝をし、死者の分まで生き抜き、冥福を祈りたい。

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