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仙台市出身の佐藤冴香が大けがを乗り越え、初の日本一、ダブルスはリオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(聖ウルスラ学院英智高等学校卒業)が2年連続5度目の優勝 バドミントン女子・全日本総合選手権

佐藤冴香さやか(仙台市出身・ヨネックス)がリオデジャネイロ五輪代表の山口茜(再春館製薬所)に21―18、21―17のストレート勝ちで初優勝。バドミントン・全日本総合選手権


執念の初優勝  佐藤 冴香 凄いレシーブ

 バドミントン・全日本総合選手権最終日(4日・代々木体育館)――各種目の決勝が行われ、女子シングルスは、2012年ロンドン五輪代表の佐藤冴香さやか(ヨネックス)がリオデジャネイロ五輪代表の山口茜(再春館製薬所)に21―18、21―17のストレート勝ちで初優勝。

涙が止まらなかった。バドミントンの全日本総合選手権で女子シングルスを制した佐藤冴香(さやか、25)=ヨネックス=は大けがを乗り越え、初の日本一に輝いた。

 4日の決勝では、リオデジャネイロ五輪8強の山口茜(19)=再春館製薬所=を相手に大きな軌道をうまく使った。山口が打ち返してくるまでの間に守備の準備を整え、相手の多彩な攻めを封じた。

 昨年はリオ五輪銅メダルの奥原希望(のぞみ、21)=日本ユニシス=に敗れて準優勝。「去年は決勝進出で満足していた。今年は狙って優勝できた」

 身長171センチの体から繰り出す強打を武器に、2012年ロンドン五輪を戦った。決勝トーナメントに進んだが、1回戦の試合中に左ひざの靱帯(じんたい)が切れて途中棄権。8カ月のリハビリを経てもひざは以前のように動かなかった。球を拾ってつなぐプレースタイルへ変えるため、嫌になるほど走り込んだという。

 リオ五輪の代表選考レースには間に合ったものの、奥原、山口に続く3番手に終わり、2大会連続での五輪出場はならなかった。引退も頭をよぎったが、リオで戦う2人の姿を見て思いとどまった。「悔しさがあった。自分はまだやりたいんだと気づかされた」

 佐藤の世界ランクは1日現在で日本勢3番手の14位。4位の奥原、9位の山口も含めて5人が20位以内につけている。「2人を追い抜かなければ東京五輪には出られない。世界ランク1位を目指してがんばりたい」

 ダブルスはリオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が2年連続5度目の優勝を果たした。

男子シングルスは西本拳太(中大)が初制覇し、ダブルスは園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が2連覇。混合ダブルスは嘉村、米元小春(北都銀行)組が4年ぶり2度目の優勝。

 


 各種目決勝が行われた。女子シングルスは、佐藤冴香(25)=ヨネックス=がリオ五輪代表の山口茜(再春館製薬所)を2―0で退け、初優勝を果たした。

 ▽女子シングルス決勝 ○佐藤冴香(2-0)山口茜●(4日、東京・代々木第二体育館)

 悲願の初優勝を決め、佐藤は顔を両手で覆ったが、涙があふれ出た。

2008年、宮城・常盤木学園高3年時に初出場して以来、8度目の出場でつかんだ栄冠。「勝った瞬間、頭が真っ白になり、自然と涙が出てきた。これまでお世話になった色んな方に感謝したい」と、万感の思いで話した。

 サウスポーは巧みに攻めた。リオ五輪8強の山口に対して「ショットが低いとアタック力が高い(山口)茜ちゃんに攻め込まれる。高い打球を心がけた」と、コート奥へのロブを多用し、攻め込む隙を与えない。粘り強くラリーを続け、要所では171センチの長身を生かしてスマッシュを決めて第1ゲームを先取した。

 第2ゲームでは17―17と競った展開から、4連続得点。「第2ゲームで決めようと思っていた」と一気にたたみかけた。優勝の喜びに浸るとともに昨年大会準優勝の悔しさを晴らした。

「高校3年生から出続けてきた全日本総合で優勝できて、支えてくれた人への感謝の気持ちしかないです」と喜びを語った佐藤。前日の準決勝ではチームメイトの鈴木温子とファイナルゲームの接戦を演じたが、山口との第1ゲームではその疲れを感じさせない動きを見せる。

積極的にスマッシュ、カット、クリアーで攻め立て12−6とリード。後半は山口の動きもよくなり、守備からジワジワと点差を詰めるも、最後は佐藤が21−18で振り切った。

第2ゲームはお互いに好ラリーを展開。取っては取られてのシーソーゲームとなり、11−11、17−17と接近したスコアで終盤へ。ここで勝負に出たのが佐藤。「ファイナルゲームに入ると茜ちゃんのペースになると思った」と、ねばる山口の強打をしのぎ、ネット前でも落ち着いて対処して4連続得点。

念願の優勝が決まり、その場に泣き崩れた佐藤は「今まで結果が残せないままナショナルに入れてもらっていたので、これでしっかりナショナルA代表として、海外で活躍できるように頑張ります」と力強く語った。
 


21点目を奪って優勝が決まると、その場に座り込んで喜びの涙を流した。

 佐藤は今大会8度目の出場。前回は決勝で敗れて準優勝どまりだった。12年ロンドン五輪では決勝T1回戦で左膝を負傷し途中棄権。日本ランキング3位のためリオ代表入りを逃していた。

 佐藤「ロンドンでケガをして苦しい次期が続いたが、高3から出ていた全日本に勝ててうれしい。まだ課題は残っている。練習して東京五輪目指したい。

支えてくれた人が応援にきてくれた。ベストパフォーマンスをしたいと思った。第3ゲームにいったら茜ちゃん(山口)のペースになると思って2ゲームで勝ちきるとスピードマックスにあげました。結果を出せないままナショナルチームにいれてもらっていた。しっかり代表として頑張りたい。世界ランキングは下の方なのでもっと頑張って応援してくださる人達のために世界1位を目指したい」


 苦境を乗り越えた。21歳でロンドン五輪に出場したが、1回戦の試合中に左膝前十字じん帯を断裂。無念の途中棄権を強いられた。約8か月のリハビリを経てコートに戻るも、リオ五輪代表から落選。「現役を続けるか迷っていた」と、一時は引退も頭をよぎった。

 しかし、リオ五輪準々決勝で実現した山口対奥原希望(21)=日本ユニシス=の試合をテレビ観戦。年下2人の熱戦を見て「すごく悔しかった」と闘志がよみがえった。五輪を経験した山口を倒しての価値ある初V。「次につながると思う」と、復活の手応えをつかんだ。

 日本A代表で、日本ランク3位の佐藤は、東京五輪が行われる20年には29歳になる。「五輪の悔しさは五輪でしか晴らせない。

もう1度出場して、ロンドンで応援してくれた人たちに借りを返したい」と力強く宣言。4年後の大舞台東京五輪に向け、仙台市出身のベテランが最高のスタートを切った。

 

●優勝:佐藤冴香(ヨネックス)
「ロンドン五輪でケガをして、苦しい時期が続いていたけど、高校3年生から出続けてきたこの総合で優勝できて、今まで支えてくれた人への感謝しかないです。まだまだ課題を残しているので、これからしっかり練習して東京五輪をめざせたら、と思います。
(試合は)ファイナルゲームに行くと茜ちゃんのペースになると思ったので、2ゲームで勝ち切るためにスピードをMAXにあげました。今まで結果が残せないままナショナルに入れてもらっていたので、これでしっかりナショナルA代表として、海外で活躍できるように頑張ります」


●準優勝:山口茜(再春館製薬所)
「今大会は1回戦から緊張していました。社会人になって相手に向かってこられるようになったと感じて、精神的には疲れましたが、決勝まで進めたのはよかったです。以前よりも研究されている感じは受けたけど、再春館製薬所に入って成長できたと証明したい。お世話になっている人に感謝をこめて勝てればと思ってやっています。
今日の決勝戦は一生懸命やったけど、(対戦相手の)佐藤さんがすごく強かったです。いつも決めにいけるところもいけなくて、相手が一枚も二枚も上手でした。再来週にはスーパーシリーズファイナルがあるので、まずは自分らしいプレーを出すこと。いろんなことを吸収したら、また成長できるかなと思います」


 ◆佐藤冴香(さとう さやか、1991年3月29日-)は、宮城県出身の日本の女子バドミントン選手。
出身地 宮城県仙台市生まれ。
出身校 仙台市立第一中学校 → 常磐木学園高校 → 日本体育大学
得意技 スマッシュ、ネット前
尊敬する人 木戸純一先生
好きな食べ物 牛タン
メッセージ 応援よろしくお願いします。

仙台市生まれ。25歳。常盤木学園高から日体大に進み日本体育大学体育学部体育学科卒業、2009年、10年にインカレシングルスを連覇。

4年時に2012年ロンドンオリンピック日本代表として五輪に出場。2013年4月にヨネックスへと入社。

171センチ、70キロ。左利き。

●主な戦歴
国内試合
2008年 全国高等学校総合体育大会 女子シングルス 準優勝
国際試合2008年 世界ジュニアバドミントン選手権大会 女子シングルス 準優勝
2009年 インドネシアオープン(BWFスーパーシリーズ) 女子シングルス ベスト8
ニュージーランドオープン(BWF GP) 女子シングルス 優勝
台湾オープン(BWF GP) 女子シングルス 準優勝
2012年ロンドンオリンピック 決勝トーナメント1回戦負傷棄権

その他常盤木学園時代の同級生になでしこジャパンの熊谷紗希がいる。


■2012年ロンドンオリンピック 佐藤冴香無念のリタイア
女子シングルス1回戦。対戦相手は格上のバウン選手だった。
14-10でリードしていたが左上に来たシャトルに佐藤冴香がジャンプし、着地の瞬間に左ひざが内側に入るように曲がり負傷。

朴柱泰監督らに棄権を促されても、佐藤冴香は首を横に振って試合続行を選択しかし

15-14のスコアになったときに、監督が審判に棄権を告げた。

「佐藤冴香は戦える状態ではない。しょうがなかった」と舛田コーチは試合後にコメントしている。

 

★全日本女子ランキング
1山口茜再春館製薬所6394.18
2奥原希望日本ユニシス6325.00
3佐藤冴香ヨネックス4287.64
4大堀彩トナミ運輸3765.00
5三谷美菜津NTT東日本3576.00
6峰歩美再春館製薬所3326.30
7橋本由衣NTT東日本3109.50
8川上紗恵奈北都銀行3021.22
9今別府香里ヨネックス2799.10
10髙橋沙也加日本ユニシス1995.00


★世界女子ランキング
Rank国名前ポイント
1台湾戴資穎78651
2スペインキャロリーナ・マリーン77750
3タイラチャノック・インタノン73904
4日本奥原希望70447
5韓国成池鉉69076
6中国孫瑜68992
7インドシンデュ・P.V.68699
8中国李雪芮67654
9日本山口茜67139
10インドサイナ・ネワール65759
11中国何冰娇64331
12タイポンチップ・プラナパラサラッス49576
13タイブサナン・オングブンルングパン48904
14日本佐藤冴香47350
15アメリカベイウェン・ツァン46860

その他
18日本三谷美菜津41988
19日本大堀彩40496
26日本橋本由衣36329
32日本峰歩美34310
60日本川上紗恵奈24410