杜の都ふるさと便 

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宮城県名取市北釜地区の特産メロン「北釜クイーン」復活! 6月17日販売再開~! メロンパンも?

東日本大震災津波で壊滅的な被害を受けた名取市北釜地区のビニールハウスで、特産のメロン「北釜クイーン」が収穫期を迎えている。生産を再開した昨年は満足できるメロンができなかったが、今年は順調に育っており、被災から立ち上がった生産者も手応えを感じている。同地区で17日にある復興イベント「北釜to楽市(トラック市)」で販売される。
 
 仙台空港近くの海沿いにある北釜地区は震災前、約120世帯が暮らしていた。砂地を生かしたメロン栽培が長年続けられており、特産の「北釜クイーン」は乳白色の果肉の柔らかい甘さが人気だった。
 
 同地区出身で、農業生産法人名取北釜ファーム社長さん(77)は20代でメロン栽培を始めた。若いころは会社勤めをしながら、40代で専業農家になった。震災の津波で亡くなった奥さん(当時67歳)と二人三脚で励んできた。
 
 収穫期には午前4時からハウスで作業し、昼間はメロンを求める客が次々と訪れた。奥さんは客とのおしゃべりが大好きで、カットしたメロンをおいしそうに食べるのを喜んだ。「友達もうんと増えて、母ちゃん一番楽しかったんじゃないかな」と懐かしむ。
 震災の日も、昼過ぎまで2人はメロンの苗作りに取り組んでいた。午後、社長さん外出先で揺れに襲われ、市内の小学校に避難した。3日目に集落の住民が避難した仙台空港に行くと、奥さんの姿はなく、翌日、流された車の中で見つかったと知らされた。
 
 奥さんを亡くし、ハウスもすべて流された。農業を再開する気力を奪われた社長さんの背中を押したのは「またメロンを食べたい」というなじみ客の声だった。地区住民と草刈りを始め、「みんなでやれば農業を再開できる」と、住民を説得して農地を借りた。
 
 農家7人が構成員となり、2014年12月に名取北釜ファームを設立。
国の支援でハウスを再建し、コマツナチンゲンサイなどの栽培を始めた。メロンは昨年、生産を再開した。皮が割れたりしたが、震災前と変わらない甘いメロンが実り、なじみ客や営農再開を支えてくれた人たちに贈った。
 
 「こんな立派なハウスができるなんて思ってなかった」。今月上旬、メロンが育つハウスの中でつぶやいた鈴木さん。流されたハウスのパイプが散らばった農地で、途方に暮れたあの頃から、6年がかりで自慢のメロンを実らせた。「うまくできたぞ」。今年取れたメロンを奥さんの仏前に供えるつもりだ。
 
 
名取市北釜地区の特産のメロン「北釜クイーン」は、津波の被害で生産ができない状態になったが、種の支援などを受け、販売を再開した。地元の市場では、店頭のものはすぐに売り切れた。
 
 ◆東日本大震災で甚大な被害を受けた名取市北釜地区で、特産のメロン「北釜クイーン」が7年ぶりの出荷を迎える。17日には同地区で開かれる「北釜TO楽トラック市いち」で約500個を販売する予定で、栽培する農業生産法人「名取北釜ファーム」社長の鈴木更治さん(77)は「待ってくれている人たちに、やっと食べてもらえる」と楽しみにしている。
 
 仙台空港の近く、海から500メートルほど内陸を南北に走る道路沿いに、約1・5キロ・メートルにわたってハウスが連なる。同ファームの農地約8ヘクタールに建てられた144棟のハウス群だ。
 
 北釜クイーンを栽培するのはそのうちの6棟。小ぶりな品種で、糖度や形を保つため1本のツルに作るのは2個だけ。のど越しの良い上品な甘さが特徴で、すぐに食べられるよう完熟で収穫する。
 
 鈴木さんは親の代からメロン栽培を始めた。生産量はそれほど多くなかったため、小売店などには流通させず、直売施設や全国各地へ発送して販売。季節になると、買い求める客の車が1日に20台ほど来るなど、収穫したメロンはその日のうちに完売した。
ファーム社長・鈴木さんは津波で犠牲「妻のためにも」と語る。
 
 しかし、震災で10メートル近い津波をかぶり、ハウスやトラクターなどが流失。一緒にメロン作りを手伝ってくれた奥さん(当時67歳)は、避難途中に車ごと津波にのまれ犠牲となった。
 
 2014年、鈴木さんら同地区の被災農家7軒で同ファームを設立し、チンゲンサイや雪菜などの生産を始めた。地元の種苗会社が廃業したためメロンの種は入手できなくなったが、鈴木さんは諦めなかった。
 
「今年も待ってます」「いつ頃から出るの」――。「メロンおばちゃん」と呼ばれて親しまれた一子さんのなじみ客からの声が後押しした。北釜クイーンの種を扱う業者を見つけ、昨年、試作にこぎつけた。
 
 震災前まで30軒ほどの農家がいた北釜地区だが、離農が進み、再開したのはごくわずか。それでも「農地もあるし、俺には農業しかないから頑張って北釜を盛り上げないと。母ちゃんのためにもね」と鈴木さん。初出荷のメロンは仏壇に供えるつもりだ。
 
※「北釜to楽市」では、弊社を含む地元で栽培された野菜を中心に、閖上の海産物、かまぼこ、お米、花、はちみつ、お菓子、手芸品、弊社を協賛する企業が出品する山形のさくらんぼ等を軽トラックやワゴン、テント等、計34台で販売予定です。出店者は、地元の農家、名取市で出店している企業・団体にこだわりました。

東日本大震災でかけがえのない多数の命と財産を流失し、残された私たちは手を取り合いここまで復活してきました。賛同していただいた地元の方や企業・団体の皆様のご協力で「北釜は元気だよ」と発信できるイベントにしていきたいと企画中です。

勿論「北釜to楽市」で北釜クイーンの販売を致しますので、どうぞお楽しみに!!!
 「北釜to楽市」は17日午前10時45分〜午後2時、名取市下増田台林の名取北釜ファームである。市内で被災した農家や水産加工業者、商店主らが軽トラックなど30台以上に商品を載せて販売する。荒天中止。問い合わせは同ファーム(022・796・8318)。
 
東日本大震災で被災し、出荷が途絶えていた宮城県名取市特産メロン「北釜クイーン」が今月下旬、7年ぶりに復活することになり、宮城農高の生徒とパン製造販売のパンセ(仙台市)がメロン商品の共同開発に乗り出した。生徒のアイデアを基に同社が商品化し、パンセ名取本館で販売。北釜クイーンの再出発を後押しする。
 
★北釜クィーン
甘く、みずみずしい味わい
 全国に名を馳せる名取ブランドの一つ、北釜のメロン。温暖な風土を誇り、良質な水の確保が可能な名取の地に注目し、栽培に創意工夫をこらした特産品です。甘く、みずみずしい味わいは評価も高く、市場からの指名買いも増えています。形の良さ、品質の安定化に、丹精込めて育てあげる生産者の熱意と、たゆまぬ努力の成果が映しだされています。