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平野早矢香選手(仙台育英学園高等学校卒)が「ジャパントップ12」で7年ぶり優勝 卓球女子シングルス


卓球女子シングルス 平野 7年ぶりの優勝

卓球の国内トップ選手が出場する「ジャパントップ12」が東京で開かれ、女子シングルスでは、平野早矢香選手が決勝で石川佳純選手を破って7年ぶりの優勝を果たしました。

20回目を迎えた大会には、ことしの全日本選手権の男女のシングルスでベスト8に入った選手と、日本卓球協会が選考した選手の男女それぞれ12人が出場しました。
女子シングルスで出場選手最年長の29歳、平野選手は、準決勝で14歳の平野美宇選手にゲームカウント4対2で勝って決勝に進みました。

決勝では、ロンドンオリンピックの団体で共に銀メダルを獲得した22歳の石川選手と対戦しました。
平野選手は先に2ゲームを取られたものの、その後、再三の長いラリーを粘り強く制する試合運びで、4ゲームを連続で奪いました。

平野選手はゲームカウント4対2で逆転勝ちし、7年ぶりで大会最多に並ぶ4回目の優勝を果たしました。
平野選手は試合後、「同じ年代では引退している選手も多いが、若い選手から勉強できることも多く、年下の選手と戦っても常に向かっていく気持ちでいる」と話していました。

4度の制覇は小山ちれと並ぶ最多。男子シングルスは丹羽孝希(明大)が初優勝し、ともに優勝賞金100万円を獲得した。

 男子の決勝は丹羽が吉村真晴(愛知工大)を4―0で下した。昨年の優勝者で、全日本選手権王者の水谷隼(ビーコン・ラボ)は1次リーグで敗退した。

 全日本選手権のベスト8に日本協会推薦を加えた男女各12選手が4組に分かれて1次リーグを行い、各組1位が準決勝に進む形式で争われた。

平野は「世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)にいい感じでつなげた。内容も結果も満足」と笑顔を見せた。

 全日本で石川と組み2連覇を達成したにもかかわらず、世界選手権女子ダブルス代表に選出されなかったことにも、初めて言及した。「(石川)佳純とのペアに対する思いが強かった。ダブルスで勝負したい気持ちが強かったので正直、残念だった。もっとすごいペアになりたい」と話した。石川とメールや電話で励まし合ったことも明かした。


 所属のミキハウス木村社長が、選考基準の透明性を日本協会に求めていることに関しても「感謝しています。社長や会社にも恩返ししたい」。23日の社長の誕生日には、シングルスのリオ五輪選出基準の「世界ランク(日本人)2位以内を目指す」とメールで誓った。全日本シングルス準優勝で、世界ランク25位でも選出されなかった森薗も「今でも気持ちが切り替えられていない。選手としてはすべてに明確な基準があれば納得できる」と改善を希望した。

■卓球女子複選考にミキハウス社長が抗議
 卓球のロンドン五輪団体銀メダルなどの実績を持つ平野早矢香(29)が所属するミキハウスの木村皓一社長(69)が27日、世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)の日本代表選考のやり直しを求めて、今週中にも日本卓球協会へ抗議文を提出する意向を明かした。

 日本協会は1/19日に代表選手を発表したが、女子ダブルスで全日本選手権を2連覇した平野早、石川組は選出されなかった。選ばれたのは、全日本に出場しなかった福原、若宮組と、5回戦で平野早、石川組に敗れた14歳コンビの伊藤、平野美組。木村社長は「今回の選考は明らかにおかしい。選手の立場に立ったら結果を出しているという透明性をもって、選んでもらわないと。(全日本で)エントリーしていない選手を選んではアカン。中学生も甘やかしてはいけない」と話した。

 日本代表の村上監督はメンバー発表時に「全ては国際競争力。平野早、石川ペアはラリー派で(世界の)相手もラリーが強いから敵が多過ぎる。日本では勝てるが、世界では勝てない」と説明していた。

平野早矢香

生年月日
1985年3月24日(29歳)

最高世界ランク
10位

利き腕


グリップ
シェークハンド(ローズウッドNCT V)

戦型
ドライブ主戦型

フォア面ラバー
ヴェガプロ

バック面ラバー
テナジー64


獲得メダル


卓球


オリンピック

銀 2012 ロンドン 女子団体

世界卓球選手権

銅 2004 ドーハ 女子団体
銅 2006 ブレーメン 女子団体
銅 2008 広州 女子団体
銅 2010 モスクワ 女子団体
銀 2014 東京 女子団体


平野 早矢香(ひらの さやか、1985年3月24日 - )は、日本の女子卓球選手。栃木県鹿沼市出身。全日本卓球選手権大会・女子シングルスで5度優勝している。ITTF世界ランキングにおける自己最高位は2011年8月時点の10位。2012年ロンドンオリンピック卓球競技・女子団体銀メダリスト。

来歴
幼稚園の時、両親の影響で卓球を始めた。小学校時代は華卓会(- 小4)・城山クラブ(小5 -)で卓球を学ぶ。中学・高校時代は、仙台育英学園秀光中学校・仙台育英学園高等学校に在学。中学時代から技術面以上に精神面の強さがあったとされている。

高校卒業後はミキハウス(大阪)に入社。早々にシニア代表入りし、日本の期待の若手として注目される。18歳の若さで全日本卓球選手権を初制覇。この時はかなりの接戦や逆転を経てのものであったが、翌年も連覇。内容も圧勝が多く、その実力が確かなものであることを証明した。

2006年あたりは調子を落とし、同年の世界選手権ブレーメン大会では試合数がサブ扱いと、不本意なシーズンとなったが、1年ほどでスランプから抜け出し、その後は国内で圧倒的な力を発揮、大会や選考会においてほとんど負けることなく優勝し続けており、不動の「女王」の称号を得ている。2008年1月開催の全日本卓球選手権(2007年度)・女子シングルスではトータルで3ゲームしか落とさず4度目の優勝を果たした。

2009年・2010年には中国卓球クラブリーグ甲Aリーグ中国超級リーグの下部リーグ)に参戦。

2012年ロンドンオリンピックは団体戦のみに出場し、福原愛石川佳純とともに日本勢初の決勝進出を達成、決勝では中国に敗れたものの、オリンピックの卓球競技において初の銀メダルを獲得した。帰国後は地元栃木県鹿沼市で凱旋パレードが行われた。

ロンドンオリンピック後の各種記者会見等にて「リオデジャネイロ五輪を目指す」ことを公言、今後も第一線での活躍が期待される。

戦型・プレースタイル
シェークドライブ攻撃型。
ミキハウス入社後、監督の大嶋雅盛指導の下、卓球のスタイルを今までの「相手がミスするまで粘るタイプの卓球」から「自ら仕掛けていく攻撃的なタイプの卓球」へと進化させた。しかも世界の上位に勝利するため、まだなおも進化途上である。
ミキハウス入社直後から「体の力を無駄なくボールに伝える」ため、練習に甲野善紀から指導を受けた古武術を取り入れている。

エピソード
2008年1月開催の全日本卓球選手権(2007年度)・女子シングルス決勝の地上波テレビ中継(NHK教育)の中で「もっとも尊敬するスポーツ選手はイチロー選手」と紹介された。

月刊誌『卓球レポート』2004年3月号のインタビュー記事内で「目標にする選手はいますか」との問いに「卓球選手ではありませんが、マラソンの高橋尚子さん」と答えている。
月刊誌『卓球王国』2003年7月号のインタビュー内では「だれみたいな人になりたいと聞かれたら、人間として、父や母みたいな人になりたいと答えます」とも語っている。
2008年1月開催の全日本卓球選手権(2007年度)のころ、麻雀界の巨匠・桜井章一に精神的アドバイスをもらっている。
故郷の栃木県鹿沼市では、平野の五輪銀メダル獲得記念と次世代のホープ育成を主眼として『平野早矢香杯卓球大会』を創設、第1回大会が2013年6月2日に開催されることとなっている。

その他
実弟の平野友樹(ひらの ゆうき)も卓球選手であり、2007年の全国中学校卓球大会の男子シングルスで優勝した。
テレビ東京の世界卓球の選手紹介ではその闘争精神溢れる姿に「求道者」「卓球無双」「鬼がラケットを持ってやってくる」など、独特の呼称を用いられている。

主な戦績
2000年 12月 全日本卓球選手権大会 女子ジュニア(シングルス)優勝 【初優勝】

2001年 8月 インターハイ卓球競技 女子ダブルス準優勝

2002年 8月 インターハイ卓球競技 女子シングルス準優勝
8月 インターハイ卓球競技 女子ダブルス優勝

2004年 1月 全日本卓球選手権大会 女子シングルス優勝 【初優勝】

2005年 1月 全日本卓球選手権大会 女子シングルス優勝 【2年連続2度目】
11月 全日本社会人卓球選手権 女子ダブルス優勝

2006年 10月 ITTFプロツアー・セルビアオープン 女子シングルス優勝 【ITTFプロツアー初優勝】
11月 ITTFプロツアー・ポーランドオープン 女子ダブルス優勝
11月 全日本社会人卓球選手権 女子シングルス優勝 【初優勝】

2007年 1月 全日本卓球選手権大会 女子シングルス優勝 【2年ぶり3度目】
10月 ITTFプロツアー・オーストリアオープン 女子ダブルス優勝

2008年 1月 全日本卓球選手権大会 女子シングルス優勝 【2年連続4度目】

2009年 1月 全日本卓球選手権大会 女子シングルス優勝 【3年連続5度目】 女子ダブルス優勝【初優勝】
3月 ITTFプロツアー・ドイツオープン 女子シングルス優勝
6月 ITTFプロツアー・ジャパンオープン 女子ダブルス優勝

2010年 3月 東京卓球選手権大会 女子シングルス優勝 【初優勝】
6月 ITTFプロツアー・インドオープン 女子シングルス優勝
7月 ITTFプロツアー・エジプトオープン 女子ダブルス優勝

2011年 4月 ITTFプロツアー・スペインオープン 女子シングルス優勝

2012年 8月 ロンドンオリンピック 女子団体準優勝[15]

2014年 5月 第52回世界卓球選手権団体戦(東京大会):準優勝
9月 仁川アジア大会 女子団体準優勝

2015年 1月 第20回ジャパントップ12卓球大会:優勝 (7年ぶり4度目)


主な受賞歴
2003年 第5回 『卓球王国大賞』審査委員賞
2004年 第5回 『日本卓球人賞』選手大賞
2004年 第6回 『卓球王国大賞』プレーヤー・オブ・ザ・イヤー
2006年 第8回 『卓球王国大賞』荻村伊智朗賞
2007年 第9回 『卓球王国大賞』プレーヤー・オブ・ザ・イヤー
2008年 栃木県鹿沼市民栄誉賞
2008年 第13回 『読売栃木スポーツ大賞』大賞
2008年 第9回 『日本卓球人賞』選手大賞
2009年 第10回 『卓球王国大賞』プレーヤー・オブ・ザ・イヤー
2011年 2010年度JOCスポーツ賞特別功労賞
2012年 栃木県スポーツ功労賞
2012年 栃木県鹿沼市特別賞
2012年 宮城県特別表彰
2012年 宮城県仙台市より「賛辞の楯(たて)」贈呈

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