杜の都ふるさと便 

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気仙沼市鹿折地区に新事務所が完成し、8月から冷蔵倉庫と海水処理施設を共同利用

共同冷蔵倉庫完成 気仙沼・水産加工19社
 

関係者が組合新事務所の完成を祝い、テープカット
 
 東日本大震災で被災した気仙沼市鹿折地区の水産加工会社19社でつくる「気仙沼鹿折加工協同組合」の新事務所が同地区に完成し、27日、現地で落成式があった。

8月から冷蔵倉庫と海水処理施設を共同利用し、コスト低減による競争力の向上につなげる。

 敷地は8400平方メートルで、鉄骨一部2階の冷蔵倉庫(延べ床面積4230平方メートル)、鉄骨平屋の事務所(260平方メートル)、原材料を解凍する海水処理施設を備える。冷蔵倉庫は7000トン収容で、組合員の原材料や加工品を保管する。総事業費は19億3000万円。

 事務所には台所のほか、組合員の商品陳列棚を置いたプレゼンテーションルームもあり、組合員がそろって商談することもできる。

 式には村井嘉浩知事ら約100人が出席。組合の川村賢寿理事長は「ようやく新たなスタートが切れる。商品開発や商談の拠点としても活用し、厳しい競争を生き残りたい」と述べた。

 組合は2012年8月に設立。三井物産、住友商事の支援を受け、独自ブランドの確立を目指している。

 

住友商事 三井物産と共同で支援する宮城県の気仙沼鹿折加工協同組合が、水産冷蔵施設を8月に建設すると発表した。

東日本大震災で被災した地域で、地元水産加工会社19社が共同で復興事業を進める本格的な事例となる。冷蔵倉庫や海水処理施設を共同利用するほか、水産加工品のブランド化や商談の場として活用する。

住商と三井物産は完成した新事務所の建設や販路開拓などを支援している。

★気仙沼市

気仙沼市(けせんぬまし)は、宮城県北東端の太平洋沿岸に位置する都市である。


面積
332.44km²
 

総人口
66,045人
 (推計人口、2015年2月1日)

人口密度
199人/km²

概要
気仙沼市域はかつて本吉郡に属していたが、北側に隣接する岩手県沿岸南部の気仙郡地域(大船渡市・陸前高田市ほか)とは古くから一つの地域圏を形成しており、江戸時代には同じ仙台藩に属していた背景から方言も近似する。現在でも県境を越えた交流が深く、当市は三陸海岸南部の商業拠点となっている。また、変化に富んだリアス式海岸の観光も発展している。

特定第三種漁港の気仙沼漁港を初めとした気仙沼市内の各漁港は、三陸海岸での沿岸漁業・養殖漁業、世界三大漁場「三陸沖」での沖合漁業、さらに世界の海を対象にした遠洋漁業の基地として機能し、関連する造船から水産加工までの幅広い水産業が立地する。

このような背景から気仙沼市は、気仙沼都市圏の中心市としての買物客の集客や各地から訪れる観光客に加え、カツオを追って北上してくる千葉県・高知県・宮崎県などの漁船、サンマを追って南下してくる北海道などの漁船に乗った日本各地の漁民が行き交う。

また気仙沼市には遠洋漁業の外国人乗組員や水産加工に従事する外国人研修者が働き、特産のフカヒレを買い求める中国人バイヤーなどが訪れる。

気仙沼市は常住人口に比して交流人口が多種多様な宮城県内有数の交流拠点の1つとなっている。

名物の1つである「気仙沼ホルモン」は、このような人々の広域な交流と産業背景から生み出されたものとして知られる。

2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、地震そのものの被害に加え、津波・火災・地盤沈下によって大きな被害を受けた。

地理

宮城県の北東端に位置し、東は太平洋に面する。東部の唐桑地区から気仙沼地区にかけては、三陸の他地域と同様にリアス式海岸が特徴的である。

同じリアス式海岸でも当地方では岩手県沿岸と比較して標高が低くなだらかな丘陵が多い。唐桑半島と岩井崎の間では、深く入り組んだ海岸線が波の穏やかな気仙沼湾を形成し、湾内には大島が浮かぶ。

本吉地区に入ると穏やかな海岸線が見られるようになる。

三陸沖の黒潮の影響によって冬は比較的温暖であるが、夏はやませの影響で冷涼である。

 

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