杜の都ふるさと便 

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宮城県酒造組合が「日本酒の日」の10月1日、「宮城の酒コンin仙台」を仙台市青葉区の勝山館で開く

純米酒、醸せ男女の縁 仙台で「酒コン」

 宮城県酒造組合は「日本酒の日」の10月1日、独身男女が県内産の純米酒を楽しみながら出会うイベント「宮城の酒コンin仙台」を仙台市青葉区の勝山館で開く。

2013年から東京で年1回催し、仙台での開催は初めて。宮城が力を入れる純米酒をPRし、ファンの裾野を広げる狙いがある。同組合は「日本酒の多彩な魅力に触れるつもりで気軽に来てほしい」と呼び掛ける。

 定員は男女それぞれ150人。組合に加盟する県内22の蔵元による50種類以上の純米酒や純米吟醸酒と、和洋の料理を立食で味わう。出会いのきっかけをつくる演出や宮城の酒に関するクイズにペアで挑む企画もある。

 組合が2013年から、東京・白銀台の八芳園で開く「宮城の酒コンin東京」は、初回に6組のカップルが成立。2回目は13組、ことし7月の3回目は31組に増えた。

 組合需要開発委員会の佐藤曜平委員長(35)は「若い世代で日本酒への関心が徐々に高まっている。

この機会に、より多くの人に良さを知ってもらおうと考えた。酒が好きな人同士、話が弾むと思う」と話す。

 午後7時15分開始。参加資格は男性20~50歳、女性20歳以上。参加料5400円。インターネットで申し込む。締め切りは27日。連絡先は県酒造組合022(222)3131。


★純米酒の定義

特定名称酒の一つ。原料に米、米こうじ、水だけを使った清酒を純米酒という。略して純米と言うことも多い。酒税法施行令によって定義される。

以前は精米歩合7割以下という定義がなされていたが、平成15年に撤廃された。以前は清酒として販売されていた八割精米の清酒が,平成16年以降純米酒として売られている。


純米酒とは、醸造の過程において米(三等以上米)、米麹(最低使用率15%以上)、酵母、水だけを原材料として使用して日本独特の製法によって醸されたものを指します。酒税法施行令によって定義されています。

以前は精米歩合が7割以下と定義されていましたが、平成15年に撤廃されました。ただし純米酒と表示する場合は必ず精米歩合を表示する事が義務づけられています。
また、以前は「米だけの酒」等と表示されていた精米歩合71%以上の酒も純米酒と名乗れるようになりましたが、くず米や等級の低い米を使った酒や麹の使用率が低い「液化仕込み」の酒などは純米酒とは名乗れなくなり、ラベル等に「純米酒に該当しない酒」という表示が義務づけられました。


・特定名称酒

吟醸酒、大吟醸酒、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特別純米酒、本醸造酒、特別本醸造酒は特定名称酒と呼ばれており、三等以上の米を使用する事と麹使用割合が15%以上である事が条件付けされています。

特定名称酒は清酒全体の約25%で、それ以外の一般酒(普通酒/醸造アルコール、糖類、酸味料、旨味調味料、酒粕などの福原料を加えて造られる酒)が75%を占めています。


・添加アルコール

特定名称酒のうち純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特別純米酒は米,米麹,酵母、水のみで醸されていますが、それ以外の特定名称酒は白米の重量の10%以下の醸造アルコールを添加する事が許されています。

醸造アルコールとはでんぷん質物や含糖質物から醸造されたアルコールの事で、添加する事で香りが高くすっきりした味になると言われています。しかし、酒本来が持つ旨味成分をアルコールで薄めることになり、料理の味を高めるのではなく、洗い流す作用が大きくなります。また、アルコールを添加した酒に比べて純米酒は蔵ごとの個性や米に由来する味の個性がよりはっきりします。

・マリアージュ

マリアージュとはワイン用語で、フランス語の「結婚」という意味を持ち、食事と酒との相性の事を言います。

純米酒にもマリアージュがあり、丁寧に醸した純米酒には必ず相性の良い食事を見つけることができます。ヒラメの刺身と煮物では合わせる酒も自ずと違ってくるので、相性の良い組み合わせを探すのも楽しいものです。

酒と食事を単独で味わうのではなく、隠れていた味を引き出す相乗効果を楽しむために、食べ物がまだ口の中にある時に純米酒を含んでみてください。

 

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