杜の都ふるさと便 

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「100円商店街」が28日、仙台市内で初めて開かれる 地下鉄東西線連坊駅の近く

 商店街全体を100円ショップに見立て、買い物客の回遊を図る手法として全国に広がる「100円商店街」が28日、仙台市内で初めて開かれる。主催するのは若林区連坊小路のむにゃむにゃ通り商店街商興会。12月6日開業の市地下鉄東西線連坊駅に近く、関係者は「開業を祝い、通りを盛り上げたい」と意気込む。

 加盟店の半数を超す20店が参加し、菓子やコロッケ、豆腐、雑貨、花の苗など各店の商品を100円均一で販売する。自転車点検や眉毛デザイン、プチ整体といったユニークな100円サービスも登場する。

 100円商店街は商店街の活性化を目的に2004年、新庄市のNPO法人「アンプ」(斎藤一成理事長)が発案した。手法を取り入れる商店街は全国約120市町村に広がり、東北では盛岡、福島両市など15市町で開かれている。

 12年に新庄市で「全国100円商店街サミット」があり、むにゃむにゃ通り商店街商興会の佐口梅幸会長(64)が参加。実現に向け、アンプのスタッフを講師に学習会をするなどして準備を進めてきた。

 東西線が開業すると、連坊小路は連坊駅と南北線の五橋駅をつなぐルートになる。「街を楽しく巡る仕掛けとして100円商店街はぴったり」と佐口さん。今後も定期的に開く予定だ。


 当日は午前10時~午後3時。子どもたちを対象に、東西線の車両に見立てたあんどんに絵付けする企画もある。連絡先は商興会022(266)7686。

 

★100円商店街

新庄市のNPOが考案した住民参加の商店街活性化事業。各商店が店先に在庫処分品などを並べ100円で売る。会計を店内のレジでするのがミソで、客は自然に店内に誘導される。イベントと組み合わせれば、さらなる誘客も望める。04年7月に全国初の開催。現在、全国26都市に広がる。新庄市では約90店舗が参加、2カ月に1度催している。


100円商店街とは?
新庄100円商店街
商店街全体(直線500m、総延長約1km)を1店の100円ショップに見立て、全ての店頭に100円コーナーを設置。会計を店内のレジにて行うシステムなため、お客様は自然に誘導される形で店内に足を踏み入れます。「店に入りにくい」「入ったら、買わなきゃ出て来れない」という商店街のイメージを100円という付加価値で払拭しました。


また、商店街加盟店の9割以上の参加を条件としており、その結果商店街の端から端まで100円コーナーが軒を連ねるため、お客様の商店街での滞留時間が非常に長くなります。
組織内の一握りの人間だけが頑張る今までの活性化事業と比べ、1店1店が知恵を出し合い相談しあいながら、みんなで構築していくこの事業形態こそ、まさに「スイミー(絵本:レオ・レオニ著)」型 。


さらに、来客者及び参加店の両面からの意識調査を行い、結果を運用に織り込んでいくR&D(Research & Development=研究開発)も、今までの活性化事業には全くといっていいほどなかった観点です。


店頭に陳列する100円商品は各店毎に準備してもらう為、事業に必要な経費はチラシの印刷代金のみという非常にコストパフォーマンスに優れた事業であり、現在まで官公庁を始めとした各種補助金に一切頼らずに運営しています。


活性化できる街とそうでない街の違いは、住民の意識改革に他なりません。それは、外部からの押し付けのような策では到達不可能です。R&Dのデータからも非常にリピーター率の高いこの事業を追い風として、さらなる地域の意識改革を推進していきたいと考えています。

 

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