杜の都ふるさと便 

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仙台駅や東京駅に12月17日、「北海道新幹線 カウントダウンボード」が設置 北海道新幹線のダイヤも18日、発表される

来年3月26日に開業する北海道新幹線のダイヤが18日、発表されたのを受け、青森県の三村申吾知事は「県が推進する津軽海峡交流圏の形成に寄与する」と歓迎のコメントを出した。新青森―新函館北斗は最短1時間1分。青森県は県全域と函館を含む道南地方を合わせた人口約180万人の地域を一体の経済圏ととらえ、観光・ビジネス両面で交流拡大を目指す。

 東北唯一の新駅「奥津軽いまべつ駅」(青森県今別町)に停車するのは上下各7本となった。今別町は上下とも2桁の停車を求めていたが、全13往復の過半数の停車を確保し、阿部義治町長は「可能な限りの配慮をしていただいた」と理解を示した。

 同町は人口約3千人で新幹線駅がある全国最小の自治体。JR在来線で町から青森市の高校に通学するのが難しく、中学を卒業すると多くが進学のため町を離れていた。奥津軽いまべつ―新青森は新幹線で約15分。十分に通学が可能で、町は高校生の新幹線通学定期代の一部を補助し、若者の定着を図る。

 仙台―新函館北斗は最短2時間30分となる。宮城県観光連盟は「函館からJRで修学旅行に来るのは青森、岩手までだったが、北海道新幹線が開業すれば、修学旅行を誘致しやすくなる」と期待する。

 宮城県によると、県外からの教育旅行の2014年の宿泊生徒数は約5万8千人で、東日本大震災前の10年の約6万1千人を回復していない。県観光課は「新幹線の効果で震災前水準を回復し、さらなる増加につなげたい」と意気込んでいる。


■ 仙台駅に12月17日、「北海道新幹線 カウントダウンボード」が設置された。

一時期話題を呼んだまんべくんも来仙

 2016年3月26日に開業を予定する北海道新幹線。東京駅~新函館北斗駅間の約149キロメートルを最短4時間2分で結ぶ。仙台からは、東京駅~新函館北斗駅間10往復、仙台駅~新函館北斗駅間1往復の「はやぶさ」計11往復が利用できる。仙台駅~新函館北斗駅の普通車利用料金は1万7,310円となる。

 同カウントダウンボードは、同線の開業をPRし盛り上げようと、北海道と公益社団法人北海道観光振興機構(札幌市中央区)が企画したもの。開業100日前となった同日、東京駅・上野駅・仙台駅・大宮駅構内にそれぞれ設置した。

 ボードの大きさは、縦約1メートル90センチ、横約90センチで、同線を走るH5系・E5系をデザイン。37インチのデジタルサイネージで開業までの日数を表示するほか、北海道の観光PR動画も流すという。

 当日は除幕式を行い、北海道総合政策部新幹線推進室の本間研一さん、北海道観光振興機構専務理事の竹谷英一さん、東日本旅客鉄道・仙台駅長の遠藤俊孝さん、JR北海道仙台営業所所長の五十嵐直人さんが出席。北海道観光PRキャラクター「キュンちゃん」、札幌市「さっぽろテレビ塔」のイメージキャラクター「テレビ父さん」、長万部町のイメージキャラクター「まんべくん」 、仙台駅オリジナルキャラクター「トキムネくん」も駆け付け同線をPRした。

 「北海道にとって40数年来の長年にわたる夢がやっと実現するという非常に大きな出来事。南は鹿児島中央駅から、北は新函館北斗駅まで約2150キロ、南北の新幹線網が出来上がるということで、本当に北海道にとって待ちに待った日がやってくる。一日一日カウントダウンをさせていただき、開業を盛り上げて行きたい」と本間さん。

 「特に東北・宮城の地と北海道は明治期以来深いつながりがある。伊達藩の方々が北海道に移住されて開拓された地がいくつも残っており、地名でも白石区や伊達市などがあり、深い歴史的なつながりもある。一度新幹線に乗って北海道を満喫していただければ」と呼び掛ける。

■仙台・一番町四丁目商店街に10月15日、北海道産品のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」仙台店(仙台市青葉区一番町4)がオープンした。

北海道限定ビールや地ビールも

 有楽町・相模原・名古屋・池袋に続く道外5店舗目で、東北エリア初進出となる同店。2016年3月に予定する北海道新幹線開業を前に、「東北エリアにおける道産品の販路を拡大し、生産者とお客さまの新しい関係性を築き、新たな需要を共創する」ことを目的に開設された。

 店舗面積は約23坪。店内では、菓子・珍味・水産加工品・農産加工品・肉加工品・日配品・グロサリー・乳製品・飲料水・リカー・コスメ・雑貨など800品目を販売。「日々の食卓に密着した道産食品や日々の暮らしを彩る生活雑貨などを展開し、旬の商品や新しい商品を積極的に発信していく」という。

 パンフレットなどを置き、道内観光情報も紹介。店頭には軽食販売コーナーを設け、バニラ(340円)、夕張メロン、メロンミックス(以上360円)のソフトクリーム、「ピルカドッグ(行者にんにく入りソーセージ)」「ピルカドッグ(ベーコン)」(以上360円)のホットドッグなども販売する。

 オープン初日から、60代以上のシニア層、30~40代の会社員やOL、家族連れやカップルなどが来店している。同店担当者は「毎日が北海道物産展。海の幸や山の幸をはじめ、幅広いラインアップを取りそろえているので、なかなか遠くて北海道に行けないという方にも楽しんでいただき、北海道を身近に感じていただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~19時。


■ 来年3月26日の北海道新幹線開業まであと100日となった12月17日、JR東京駅の新幹線南乗り換え口に、開業までの日数を刻むカウントダウンボードが設置され、除幕式が開かれた。

 北海道総合政策部の渡辺直樹交通企画監は「ボードに目を止めてもらい、開業を実感してほしい」とあいさつ。JR東日本の江藤尚志東京駅長は「100日後には道民の夢を乗せた新幹線が東京駅に到着する。たくさんの方をお待ちしている」と述べた。

■この度、北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業のPR及び気運醸成のため、青森県庁
南棟1階正面玄関に北海道新幹線開業カウントダウンボードを設置することとし、下記の
とおり除幕式を開催します。

                  記

1 日 時 平成26年11月17日(月)9:30~9:40(予定)

■北海道銀行は、平成28年3月末の開業が予定されている北海道新幹線の開業カウントダウンボードを道内主要店舗および仙台支店へ設置いたしますのでお知らせします。

実施期間 平成 26 年 12 月~平成 28 年 3 月末 ※北海道新幹線の玄関口となる木古内支店を皮切りに、対象店舗において順次設置します。設置 完了は 12 月 26 日の予定です。
3. 対象店舗 札幌駅前支店、函館駅前支店、木古内支店、函館支店、亀田支店、東山支店、美原支店、 湯川支店、小樽支店、室蘭支店、苫小牧支店、岩見沢支店、滝川支店、旭川支店、稚内支店、 留萌支店、北見支店、釧路支店、帯広支店、仙台支店の 20 店舗

 

★北海道新幹線(ほっかいどうしんかんせん)は、青森県青森市から北海道札幌市(基本計画では旭川市)までを結ぶ計画の高速鉄道路線(新幹線)で、整備新幹線5路線の一つ。開業後は北海道旅客鉄道(JR北海道)が管轄し、新青森駅で東北新幹線と接続して直通運転を行う予定である。

 

 

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