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春に逃した「大旗の白河越え」と復興・再生を胸に甲子園 仙台育英12―1で明豊を破る 打線爆発 右腕・佐藤世のスライダー冴える

■春に逃した「大旗の白河越え」を胸に 仙台育英12―1明豊

エース右腕佐藤世那のスライダーがさえわたる。

第97回全国高校野球選手権大会1回戦 仙台育英12―1明豊(2015年8月9日 甲子園)

仙台育英(宮城)のエース右腕佐藤世那(3年)が進化した。明豊(大分)戦に先発して8回を4安打1失点。2年ぶり25度目出場のチームの初戦突破に貢献した。春より腕の振りが速くなり、初回に自己最速を2キロ更新する146キロを計測した。スライダーでもカウントを稼ぎ、決め球にもなった。20安打を放ち大勝した仙台育英は、14日の2回戦で滝川二(兵庫)と対戦する。

エースを強力打線と成長著しい同級生投手が支える。チームの総合力は春より数段アップしている。


 第97回全国高校野球選手権大会第4日が9日に行われ、第4試合は仙台育英(宮城)が12―1で明豊(大分)に大勝し、2回戦進出を決めた。打線が先発全員の20安打を放つと、投げては今秋ドラフト候補に挙がる右腕・佐藤世が8回1失点の快投を見せた。

  エース佐藤世は直球にキレのあるフォーク、スライダー、カーブを織り交ぜて明豊打線を6回まで散発2安打に封じた。7回に四球をきっかけに失点したが、8回4安打1失点と好投すると、9回は百目木(どめき)が無失点で締めくくった。

  打線は初回、打者9人で6安打をマークして5点を先制。青木の左翼フェンス直撃の二塁打で1死二塁とすると、プロ注目の3番・平沢が真ん中低めの直球を完璧に捉えてバックスクリーン右へ飛び込む先制の2点本塁打。郡司、佐々木良、紀伊の3連打でさらに2点を挙げ、なお2死三塁から谷津の右前適時打で5―0とリードを広げた。

  3回には佐々木良と紀伊の連打で1点を加え、一度は2死無走者となったが、谷津、佐藤世の連打で二、三塁とすると佐藤将が左翼線を破る2点二塁打を放って8―0。6回には、紀伊の左翼線適時二塁打などで2点を追加してダメを押した。仙台育英はこの試合で計10本の二塁打をマークし、チーム1試合最多二塁打の大会記録を更新した。

  明豊はエース左腕の前田が初回から打ちこまれ、16安打10失点で6回途中で降板。打線は仙台育英・佐藤世、百目木の前に7回の1点のみに終わった。

■仙台育英 1試合二塁打10本の大会新記録で大勝

生徒・保護者ら300人応援

兵庫県西宮市の甲子園球場で9日に行われた第97回全国高校野球選手権大会第4日の1回戦で、宮城代表の仙台育英は12-1で明豊(大分)を下した。今春の選抜大会に続く初戦突破に、三塁側スタンドに詰め掛けた生徒や選手の保護者ら約300人は喜びに浸った。
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  チームカラーの青と黄色のメガホンを持った野球部の部員らが声援を送る中、宮城大会でのチーム打率4割2分3厘を誇る仙台育英の強力打線が一回から爆発。3番平沢大河選手の中越え2点本塁打など6長短打で一挙5点を奪った。
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  平沢選手は宮城大会で打率1割台と低迷していた。父親は「ホッとした」と言い「(宮城大会で活躍した)仲間に連れてきてもらった大舞台で、やることをしっかりやってくれた」と目を細めた。
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三回以降も追加点を挙げ、終わってみれば20安打12得点の圧勝。1試合二塁打10本の大会新記録も打ち立てた。
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  加藤コーチは「各打者がいつも通りの力をしっかり発揮してくれた。次戦もスタンドで応援する部員たちの気持ちを背負って戦ってほしい」と期待を寄せた。

■仙台育英の応援バスツアー参加者を募集している。

第97回全国高校野球選手権大会で2回戦進出を決めた仙台育英の応援バスツアー参加者を募集している。
 14日午前9時半開始予定の2回戦、滝川二(兵庫)戦に合わせ13日午後5時にJR仙台駅東口出発。車中泊で甲子園入りし、三塁側アルプススタンドで応援する。試合後は昼食や入浴休憩などを挟み、15日午前6時半ごろJR仙台駅東口に戻る。


★仙台育英学園高等学校
仙台育英学園高等学校(せんだいいくえいがくえんこうとうがっこう)は、宮城県仙台市と多賀城市に立地する私立高等学校。略称は仙台育英(せんだいいくえい)。
宮城県仙台市宮城野区宮城野2丁目4番1号(宮城野キャンパス)
 宮城県多賀城市高橋5丁目6番1号(多賀城キャンパス)

設置者は学校法人仙台育英学園。同法人は、東北地方では初の中等教育学校である秀光中等教育学校を設置している。

1989年には夏の甲子園で準優勝(優勝校は東京都の帝京高等学校)、2001年には春の甲子園で準優勝(優勝校は茨城県の常総学院高等学校)を果たし、高校野球における「白河越え」の悲願成就に最も近い高校として地元の期待を集めていたが、2004年の夏大会で駒澤大学附属苫小牧高等学校(北海道)に先を越され、果たせなかった。なお、軟式野球部は第47回全国高等学校軟式野球選手権大会で優勝を果たしている。全国高等学校野球選手権宮城大会では、東北高校との二強の構図が30年以上続いている。

最近では
2014年11月18日に第45回記念明治神宮野球大会で優勝している。
2015年3月27日に第87回選抜高校野球大会の2回戦で敦賀気比に2:1で惜敗した。


・第45回記念明治神宮野球大会

(2014年11月18日)では仙台育英が優勝。

高校決勝:仙台育英4-1浦和学院

 

・第87回選抜高校野球大会
2回戦 敦賀気比vs仙台育英 1:2 で惜敗
 平成27年3月27日(金) 甲子園球場

 

●東日本大震災の影響
宮城野新校舎完成2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城野校舎は、2012年1月から改修工事が進められ、2013年3月24日に竣工した。同年4月9日には開校式が挙行され、授業が開始した。宮城野新校舎として完成したのは新『栄光』、新『南冥』、新『北辰』の3つの建物。新『栄光』と新『南冥』との間には、学園創立者である加藤利吉を記念した『GP(Great Principal)ホール』も建設された。多賀城校舎グラウンド整備2013年3月多賀城キャンパスのグラウンド(野球場『真勝園』、多目的グラウンド(サッカー場)、テニスコート)が人工芝に整備された。


●卒業生

スポーツ界
ネイサン・アンダーソン(ラグビー選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
天野勇剛 (元プロ野球選手)
荒木達也(ラグビー選手、トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
石川茂則 (元仙台育英学園高校野球部コーチ・元宮城県仙台西高等学校野球部監督・元KHB東日本放送高校野球解説者・現東北生活文化大学高等学校野球部監督)
石崎一夫 (元プロ野球選手)
井村久美子 (陸上競技・スズキ陸上部、女子走幅跳日本記録保持者)
岩田寛(プロゴルファー)
上林誠知(プロ野球・福岡ソフトバンクホークス所属)
氏家(金澤)規夫 (元仙台育英学園高校→東陵高等学校→青森山田高等学校野球部監督・現宮城県松山高等学校野球部監督 宮城県出身の高校野球監督で名将として知られる)
エスタ・ワンジロ (陸上選手・日立製作所)
大岡博華(卓球選手)
大久保将人 (元Jリーグ・川崎フロンターレ)
大久保美智男 (元プロ野球選手)
大越基 (元プロ野球選手・元福岡ダイエーホークス、現早鞆高等学校野球部監督)
大友愛(女子バレーボール元日本代表)
加藤俊夫 (元プロ野球選手・ヤクルト、日本ハムなど)
金村曉 (元プロ野球選手、GAORA野球解説者)
釜石慶太 (東洋大学陸上部主将)
関東孝雄 (元プロ野球選手)
菊池俊夫(元プロ野球選手)
岸川聖也(卓球・スヴェンソン・ドイツブンデスリーガ2部ベルグノイシュタット)
絹川愛(陸上競技選手、女子10000mジュニア日本記録保持者。世界陸上2007出場)
木村謙吾(プロ野球選手・東北楽天ゴールデンイーグルス)
倉橋寛(元プロ野球選手)
佐藤仁徳(元ボクシング日本ウェルター級チャンピオン、現同校ボクシング部監督)
佐藤秀和(陸上競技選手(長距離種目)、5000m日本高校記録保持者、トヨタ紡織)
佐藤真海(走り幅跳び、アテネパラリンピック、北京パラリンピック代表)
佐藤由規(プロ野球・東京ヤクルトスワローズ所属。甲子園最速タイの投手。(155km/h))
佐藤貴規(BCリーグ・福島ホープス所属)
サムエル・カビル(元陸上競技選手)
サムエル・ワンジル(陸上競技選手(長距離種目)、トヨタ自動車九州所属、10000mジュニア世界記録保持者、ハーフマラソン世界記録保持者、北京オリンピック男子マラソン金メダリスト)
ジェームス・ワイナイナ(元陸上競技選手)
志田宗大(元プロ野球・現東京ヤクルトスワローズスコアラー)
ジュリアス・ギタヒ(陸上競技選手(長距離種目)・日清食品グループ)
ジョン・マイタイ(陸上競技選手・茨城環境企業)
菅田誠(元仙台育英高校硬式野球部監督・1933年に地区予選で決勝に進出した時の一塁手。旧制仙台育英中学校を1935年3月卒業後、國學院大學進学。兵庫県の高校の野球部監督後、母校の硬式野球部監督就任。氏家規夫監督の恩師。)
菅原新(陸上競技・クレーマジャパン)※現在は当校の教諭。
菅原祐輝(ラグビー選手、釜石シーウェイブス)
鈴木郁洋(元プロ野球・現オリックス・バファローズコーチ)
須田康夫(ラグビー選手、釜石シーウェイブス)
清野純一(陸上競技選手、順天堂大学、本校陸上競技部・現監督)
高橋顕法(元プロ野球選手)
高橋正巳(元プロ野球選手)
高橋優太(陸上競技選手、城西大学)
平直行(格闘家)
ダニエル・ジェンガ(陸上競技選手、ヤクルト本社)
冨沢智也(ラグビー選手、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
中島浩司(Jリーグ・サンフレッチェ広島)
長島哲郎(元プロ野球選手)
中谷翼(元プロ野球選手・広島東洋カープ)
中津雅寛(日本自動車連盟宮城支部・10年連続表彰受賞者)
中根佑二(プロ野球・東京ヤクルトスワローズ所属)
中濱裕之(元プロ野球選手)
新沼慎二(元プロ野球・現横浜DeNAベイスターズコーチ)
ニールソン武蓮伝(元ラグビー選手、釜石シーウェイブス)
芳賀勝男(プロボクサー)
芳賀博信(Jリーグ・コンサドーレ札幌)
橋本到(プロ野球・読売ジャイアンツ)
畠山健介(ラグビー選手、サントリーサンゴリアス)
平野早矢香(卓球・ミキハウス・全日本選手権女子3回優勝 2004、2005、2007)
星孝典(プロ野球・埼玉西武ライオンズ)
マキシモ・ブランコ(元レスリング選手・総合格闘家)
眞山龍(元プロ野球・西武ライオンズ)
ミカ・ジェル(陸上競技選手(長距離種目)・トヨタ紡織)
武藤真一(元Jリーグ・ジェフユナイテッド千葉)
矢貫俊之(プロ野球選手・読売ジャイアンツ)
山本多聞(元プロ野球選手)
渡辺勉(元プロ野球選手)

芸能界
浅沼晋太郎 (脚本家、演出家、俳優、声優、コピーライター、デザイナー)
尾形貴弘 (お笑い芸人・パンサー)
小山羊右 (ローカルタレント)
佐藤太(映画監督)(学生時代に撮った数々の自主映画で注目されプロの世界に。装飾助手としてキャリアをスタートした後、助監督となり、金子修介、和田誠、椎名誠、辻仁成、秋元康らの監督作品につく。1995年に発表した短編映画 『デートトレイン』 で注目を集める。2003年~2004年に製作=2005年に公開された 『インディアン・サマー』 で、長編劇映画デビュー)
TAKUYA(マジシャン、タレント)
たこ八郎(コメディアン、俳優、プロボクサー)
林朝子 (TBC東北放送アナウンサー)
HIRO(LGYankeesのMC)
水澤紳吾(俳優)
三又又三(お笑い芸人・元ジョーダンズ)
山谷祥生(声優)
ワッキー貝山(ローカルタレント)

芸術界
岩井渓 (漫画家)
渡辺一夢(毎日書道会・会員作家、第50回展 毎日賞受賞 1回)

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