「防災の日」の9月1日七ヶ浜町で、大規模な地震などを想定した宮城県の総合防災訓練が行われる。
「防災の日」の1日、七ヶ浜町で、大規模な地震などを想定した県の総合防災訓練が行われました。
訓練は、七ヶ浜町の小学校や中学校などで行われ、自治体や消防などの職員に地域住民も加わり、およそ2000人が参加しました。
訓練は、7年前の東日本大震災を教訓に、当時と同じ震度5強の揺れが町を襲い、その後、津波と火災が発生したと想定して行われました。
このうち高台にある亦楽小学校で行われた訓練では、参加者たちは地震発生のアナウンスに合わせて、その場にしゃがんで身を守る対処方法を確認しました。
このあと消火訓練が行われ、消防隊員がホースやクレーン車を使って目標物に一斉に放水しました。
また、隣の七ヶ浜中学校では、生徒と地元の人たちが消防隊員と連携し、倒壊した家屋から人を救助する訓練が行われ、力を合わせてがれきを運んだり、ストレッチャーでけが人を搬送したりしていました。
訓練に参加した町内の70代の男性は、「大規模災害に対する訓練として、とてもよい機会になりました。ますます高齢化が進むので日頃から住民同士で話し合い、災害時には役割分担をして対応できるよう備えていきたい」と話していました。
★七ヶ浜町のプロフィール
七ヶ浜町(しちがはままち)は、宮城県中部の太平洋沿岸に位置する町である。町域は、日本三景・松島の南部を形成している。
姉妹都市・提携都市
プリマス(アメリカ合衆国マサチューセッツ州)
1990年10月3日 姉妹都市調印
日本山形県朝日町
隣接している自治体・行政区[編集]
仙台市(宮城野区)、多賀城市、塩竈市
概要
宮城県の中部に位置し、松島丘陵が仙台湾に半島状に海に突き出した形になっている七ヶ浜半島を町域としている。この半島は江戸時代、基部を横断するかたちで貞山運河が造られ、それによって島のような状態となっている。山として韮山、また湖沼には阿川沼がある。
七ヶ浜町は東北地方の市町村の中で最小の面積である。気候は比較的温暖で、寒暖の差が少ない。キャッチフレーズは、「うみ・ひと・まち 七ヶ浜」。
2010年国勢調査 において昼夜間人口比率が65.0%であり、日本の市区町村の中では最も低い値であった。
町名の由来
海沿いに7つの集落があったことから、「七ヶ浜」と名づけられた。
湊浜・松ヶ浜・菖蒲田浜・花渕浜・吉田浜・代ヶ崎浜・東宮浜
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
菖蒲田浜海水浴場(全国で3番目に開設された海水浴場)
多聞山(松島四大観の1つ。「偉観」)
高山外国人避暑地
大木囲貝塚(面積197,248m2にして日本最大規模の貝塚)
鼻節神社
総合スポーツセンター
七ヶ浜国際村
小浜港(ヨットハーバー)
東日本大震災
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本太平洋沖地震では、津波により町の面積の約4分の1が浸水した
面積
13.19km2
総人口
18,304人
(推計人口、2018年6月1日)
人口密度
1,388人/km2
隣接自治体
仙台市、多賀城市、塩竈市
町の木
クロマツ
町の花
ハマギク