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仙台市出身の佐藤冴香が大けがを乗り越え、初の日本一、ダブルスはリオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(聖ウルスラ学院英智高等学校卒業)が2年連続5度目の優勝 バドミントン女子・全日本総合選手権

佐藤冴香さやか(仙台市出身・ヨネックス)がリオデジャネイロ五輪代表の山口茜(再春館製薬所)に21―18、21―17のストレート勝ちで初優勝。バドミントン・全日本総合選手権


執念の初優勝  佐藤 冴香 凄いレシーブ

 バドミントン・全日本総合選手権最終日(4日・代々木体育館)――各種目の決勝が行われ、女子シングルスは、2012年ロンドン五輪代表の佐藤冴香さやか(ヨネックス)がリオデジャネイロ五輪代表の山口茜(再春館製薬所)に21―18、21―17のストレート勝ちで初優勝。

涙が止まらなかった。バドミントンの全日本総合選手権で女子シングルスを制した佐藤冴香(さやか、25)=ヨネックス=は大けがを乗り越え、初の日本一に輝いた。

 4日の決勝では、リオデジャネイロ五輪8強の山口茜(19)=再春館製薬所=を相手に大きな軌道をうまく使った。山口が打ち返してくるまでの間に守備の準備を整え、相手の多彩な攻めを封じた。

 昨年はリオ五輪銅メダルの奥原希望(のぞみ、21)=日本ユニシス=に敗れて準優勝。「去年は決勝進出で満足していた。今年は狙って優勝できた」

 身長171センチの体から繰り出す強打を武器に、2012年ロンドン五輪を戦った。決勝トーナメントに進んだが、1回戦の試合中に左ひざの靱帯(じんたい)が切れて途中棄権。8カ月のリハビリを経てもひざは以前のように動かなかった。球を拾ってつなぐプレースタイルへ変えるため、嫌になるほど走り込んだという。

 リオ五輪の代表選考レースには間に合ったものの、奥原、山口に続く3番手に終わり、2大会連続での五輪出場はならなかった。引退も頭をよぎったが、リオで戦う2人の姿を見て思いとどまった。「悔しさがあった。自分はまだやりたいんだと気づかされた」

 佐藤の世界ランクは1日現在で日本勢3番手の14位。4位の奥原、9位の山口も含めて5人が20位以内につけている。「2人を追い抜かなければ東京五輪には出られない。世界ランク1位を目指してがんばりたい」

 ダブルスはリオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が2年連続5度目の優勝を果たした。

男子シングルスは西本拳太(中大)が初制覇し、ダブルスは園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が2連覇。混合ダブルスは嘉村、米元小春(北都銀行)組が4年ぶり2度目の優勝。

 


 各種目決勝が行われた。女子シングルスは、佐藤冴香(25)=ヨネックス=がリオ五輪代表の山口茜(再春館製薬所)を2―0で退け、初優勝を果たした。

 ▽女子シングルス決勝 ○佐藤冴香(2-0)山口茜●(4日、東京・代々木第二体育館)

 悲願の初優勝を決め、佐藤は顔を両手で覆ったが、涙があふれ出た。

2008年、宮城・常盤木学園高3年時に初出場して以来、8度目の出場でつかんだ栄冠。「勝った瞬間、頭が真っ白になり、自然と涙が出てきた。これまでお世話になった色んな方に感謝したい」と、万感の思いで話した。

 サウスポーは巧みに攻めた。リオ五輪8強の山口に対して「ショットが低いとアタック力が高い(山口)茜ちゃんに攻め込まれる。高い打球を心がけた」と、コート奥へのロブを多用し、攻め込む隙を与えない。粘り強くラリーを続け、要所では171センチの長身を生かしてスマッシュを決めて第1ゲームを先取した。

 第2ゲームでは17―17と競った展開から、4連続得点。「第2ゲームで決めようと思っていた」と一気にたたみかけた。優勝の喜びに浸るとともに昨年大会準優勝の悔しさを晴らした。

「高校3年生から出続けてきた全日本総合で優勝できて、支えてくれた人への感謝の気持ちしかないです」と喜びを語った佐藤。前日の準決勝ではチームメイトの鈴木温子とファイナルゲームの接戦を演じたが、山口との第1ゲームではその疲れを感じさせない動きを見せる。

積極的にスマッシュ、カット、クリアーで攻め立て12−6とリード。後半は山口の動きもよくなり、守備からジワジワと点差を詰めるも、最後は佐藤が21−18で振り切った。

第2ゲームはお互いに好ラリーを展開。取っては取られてのシーソーゲームとなり、11−11、17−17と接近したスコアで終盤へ。ここで勝負に出たのが佐藤。「ファイナルゲームに入ると茜ちゃんのペースになると思った」と、ねばる山口の強打をしのぎ、ネット前でも落ち着いて対処して4連続得点。

念願の優勝が決まり、その場に泣き崩れた佐藤は「今まで結果が残せないままナショナルに入れてもらっていたので、これでしっかりナショナルA代表として、海外で活躍できるように頑張ります」と力強く語った。
 


21点目を奪って優勝が決まると、その場に座り込んで喜びの涙を流した。

 佐藤は今大会8度目の出場。前回は決勝で敗れて準優勝どまりだった。12年ロンドン五輪では決勝T1回戦で左膝を負傷し途中棄権。日本ランキング3位のためリオ代表入りを逃していた。

 佐藤「ロンドンでケガをして苦しい次期が続いたが、高3から出ていた全日本に勝ててうれしい。まだ課題は残っている。練習して東京五輪目指したい。

支えてくれた人が応援にきてくれた。ベストパフォーマンスをしたいと思った。第3ゲームにいったら茜ちゃん(山口)のペースになると思って2ゲームで勝ちきるとスピードマックスにあげました。結果を出せないままナショナルチームにいれてもらっていた。しっかり代表として頑張りたい。世界ランキングは下の方なのでもっと頑張って応援してくださる人達のために世界1位を目指したい」


 苦境を乗り越えた。21歳でロンドン五輪に出場したが、1回戦の試合中に左膝前十字じん帯を断裂。無念の途中棄権を強いられた。約8か月のリハビリを経てコートに戻るも、リオ五輪代表から落選。「現役を続けるか迷っていた」と、一時は引退も頭をよぎった。

 しかし、リオ五輪準々決勝で実現した山口対奥原希望(21)=日本ユニシス=の試合をテレビ観戦。年下2人の熱戦を見て「すごく悔しかった」と闘志がよみがえった。五輪を経験した山口を倒しての価値ある初V。「次につながると思う」と、復活の手応えをつかんだ。

 日本A代表で、日本ランク3位の佐藤は、東京五輪が行われる20年には29歳になる。「五輪の悔しさは五輪でしか晴らせない。

もう1度出場して、ロンドンで応援してくれた人たちに借りを返したい」と力強く宣言。4年後の大舞台東京五輪に向け、仙台市出身のベテランが最高のスタートを切った。

 

●優勝:佐藤冴香(ヨネックス)
「ロンドン五輪でケガをして、苦しい時期が続いていたけど、高校3年生から出続けてきたこの総合で優勝できて、今まで支えてくれた人への感謝しかないです。まだまだ課題を残しているので、これからしっかり練習して東京五輪をめざせたら、と思います。
(試合は)ファイナルゲームに行くと茜ちゃんのペースになると思ったので、2ゲームで勝ち切るためにスピードをMAXにあげました。今まで結果が残せないままナショナルに入れてもらっていたので、これでしっかりナショナルA代表として、海外で活躍できるように頑張ります」


●準優勝:山口茜(再春館製薬所)
「今大会は1回戦から緊張していました。社会人になって相手に向かってこられるようになったと感じて、精神的には疲れましたが、決勝まで進めたのはよかったです。以前よりも研究されている感じは受けたけど、再春館製薬所に入って成長できたと証明したい。お世話になっている人に感謝をこめて勝てればと思ってやっています。
今日の決勝戦は一生懸命やったけど、(対戦相手の)佐藤さんがすごく強かったです。いつも決めにいけるところもいけなくて、相手が一枚も二枚も上手でした。再来週にはスーパーシリーズファイナルがあるので、まずは自分らしいプレーを出すこと。いろんなことを吸収したら、また成長できるかなと思います」


 ◆佐藤冴香(さとう さやか、1991年3月29日-)は、宮城県出身の日本の女子バドミントン選手。
出身地 宮城県仙台市生まれ。
出身校 仙台市立第一中学校 → 常磐木学園高校 → 日本体育大学
得意技 スマッシュ、ネット前
尊敬する人 木戸純一先生
好きな食べ物 牛タン
メッセージ 応援よろしくお願いします。

仙台市生まれ。25歳。常盤木学園高から日体大に進み日本体育大学体育学部体育学科卒業、2009年、10年にインカレシングルスを連覇。

4年時に2012年ロンドンオリンピック日本代表として五輪に出場。2013年4月にヨネックスへと入社。

171センチ、70キロ。左利き。

●主な戦歴
国内試合
2008年 全国高等学校総合体育大会 女子シングルス 準優勝
国際試合2008年 世界ジュニアバドミントン選手権大会 女子シングルス 準優勝
2009年 インドネシアオープン(BWFスーパーシリーズ) 女子シングルス ベスト8
ニュージーランドオープン(BWF GP) 女子シングルス 優勝
台湾オープン(BWF GP) 女子シングルス 準優勝
2012年ロンドンオリンピック 決勝トーナメント1回戦負傷棄権

その他常盤木学園時代の同級生になでしこジャパンの熊谷紗希がいる。


■2012年ロンドンオリンピック 佐藤冴香無念のリタイア
女子シングルス1回戦。対戦相手は格上のバウン選手だった。
14-10でリードしていたが左上に来たシャトルに佐藤冴香がジャンプし、着地の瞬間に左ひざが内側に入るように曲がり負傷。

朴柱泰監督らに棄権を促されても、佐藤冴香は首を横に振って試合続行を選択しかし

15-14のスコアになったときに、監督が審判に棄権を告げた。

「佐藤冴香は戦える状態ではない。しょうがなかった」と舛田コーチは試合後にコメントしている。

 

★全日本女子ランキング
1山口茜再春館製薬所6394.18
2奥原希望日本ユニシス6325.00
3佐藤冴香ヨネックス4287.64
4大堀彩トナミ運輸3765.00
5三谷美菜津NTT東日本3576.00
6峰歩美再春館製薬所3326.30
7橋本由衣NTT東日本3109.50
8川上紗恵奈北都銀行3021.22
9今別府香里ヨネックス2799.10
10髙橋沙也加日本ユニシス1995.00


★世界女子ランキング
Rank国名前ポイント
1台湾戴資穎78651
2スペインキャロリーナ・マリーン77750
3タイラチャノック・インタノン73904
4日本奥原希望70447
5韓国成池鉉69076
6中国孫瑜68992
7インドシンデュ・P.V.68699
8中国李雪芮67654
9日本山口茜67139
10インドサイナ・ネワール65759
11中国何冰娇64331
12タイポンチップ・プラナパラサラッス49576
13タイブサナン・オングブンルングパン48904
14日本佐藤冴香47350
15アメリカベイウェン・ツァン46860

その他
18日本三谷美菜津41988
19日本大堀彩40496
26日本橋本由衣36329
32日本峰歩美34310
60日本川上紗恵奈24410

 

福島、茨城、栃木の3県で震度5弱の地震11月22日午前5時59分ごろ、仙台市の仙台港で140cm、相馬市で90センチ、岩手県の久慈港で80センチの津波観測

福島、茨城、栃木の3県で震度5弱の地震 仙台市の仙台港で140cmの津波観測

22日午前5時59分ごろ、福島、茨城、栃木の3県で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約25キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7.4と推定される。東日本大震災の余震とみられ、M7.0以上の観測は2014年7月12日以来となる。

 気象庁は福島、宮城両県に津波警報を出した。仙台市の仙台港で140センチ、福島県の相馬市で90センチ、岩手県の久慈港で80センチを観測。青森、岩手、茨城、千葉にも津波注意報を出した。
 青森、岩手、宮城、福島各県では、沿岸部の一部自治体の住民らに避難指示が出た。避難所が開設されたところもある。

11月22日午前5時59分頃 、福島県沖を震源とする地震があり、福島県中通りや浜通り、茨城県北部、栃木県北部で震度5弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは約30km。地震の規模(マグニチュード)は7.4と推定される。気象庁は福島県、宮城県に津波警報を発令。今すぐ避難するよう呼びかけている。
<津波警報>
 福島県、宮城県(追加)
<津波注意報>
 青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、茨城県、千葉県九十九里・外房
<仙台などで津波観測>
仙台港では午前8時3分に1m40cmの津波を観測した。
仙台市は午前8時9分に沿岸部の698世帯、1732人に避難勧告を出した。
午前8時現在、30の市町村に避難指示や勧告が出ている。
<原発の状況>
午前6時10分頃、福島第二原発3号機の燃料プール冷却浄化系が自動停止。冷却水が漏れだすなどの異常は見つかっていない
福島第一原発、今のところ「異常なし」
女川原発、今のところ「異常なし」
この地震で福島県中通り、茨城県北部などで震度5弱、宮城県北部や秋田県沿岸南部、福島県会津など幅広い地域で震度4を観測した。

■続報
宮城 東松島市 沿岸中心とした59地区に避難指示11月22日 9時07分
福島 楢葉町全域に避難指示11月22日 9時01分
福島 新地町 海岸沿いに避難指示11月22日 8時56分
宮城 石巻市沿岸部に避難指示11月22日 8時51分
宮城 南三陸町 沿岸部に避難指示11月22日 8時38分

津波注意報
千葉内房と伊豆諸島に追加
11月22日 7時38分
この地震で気象庁は午前7時26分に、千葉県内房と伊豆諸島に津波注意報を追加しました。津波警報は福島県で変わっていませんが、津波注意報の範囲が南に広がりました。

■今回の地震のあと、福島第二原子力発電所3号機の燃料プールで一時的に冷却が止まったことを受け、東京電力は午前8時半すぎから記者会見を開きました。

この中で、東京電力は午前6時10分ごろ、福島第二原発3号機で、使用済み燃料を冷却するための水をためるタンクの水位が低下したことを示す警報が鳴り、プールに水を送るポンプが一時停止した原因について、「地震でプールの水が揺れて警報が出てポンプが止まったと考えている」と述べ、今後詳しく調べるとしています。

また、今回の地震により、福島第一原発と第二原発で、午前6時38分に1メートルの津波を観測したことを明らかにしました。

 

「仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト」12年目を迎え食品やITなど幅広い分野でのビジネス支援にも

仙台市とフィンランド貿易局が共同で「仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト」をスタートさせて、今年で12年目を迎えた。立ち上げ当初から掲げる健康福祉分野の産業振興を目指した連携に加え、食品やITなど幅広い分野でのビジネス支援にも力を入れている。

 福祉大国として名高いフィンランドと仙台市の連携が始まったのは平成14年。両者が協力合意書に署名してプロジェクトが始まり、17年に特別養護老人ホーム「せんだんの館」と研究や開発支援の拠点「研究開発館」(現・事業創成国際館)からなる「仙台フィンランド健康センター」が同市青葉区水の森にオープンした。

 

◆仕組みづくり
 仕組みとしては、せんだんの館で利用者やケアワーカー、家族らから聞いた現場の声を、健康福祉機器やサービスの開発に生かすほか、地元企業とフィンランド企業とのマッチングなどもしている。また、企業や大学とも連携し、事業化を進めている。

 市産業振興事業団の吉村洋理事は「福祉の領域は狭いように見えるが、情報技術、運動、家具、空調、製薬、教育など多岐にわたる。ビジネスチャンスをいかに作り、地元の企業の活動に生かしていけるか、サポートする仕組みづくりをしている」と話す。

 同事業団によると、プロジェクトに関わる会員企業は昨年3月には200社に増加。10年間で仙台とフィンランドの企業・団体の提携事例は45件に上った。さらに、仙台の企業のビジネス支援により事業化したのは31件、総事業効果は60億円、新規雇用は250人に上るという。

 

◆食品やITなど
 仙台放送が進める高齢者施設向けテレビゲームの開発や、フィンランドの福祉製品の販売や共同開発など、当初は健康福祉分野に限定していたが、連携から10年が経過して、食品やITなど支援の分野の幅が広がってきた。アレルギー対応食品の製造会社「ヘルシーハット」(宮城野区)は、同事業団の橋渡しでフィンランド製アレルギーフリーチョコレートの販売を開始した。

 吉村理事は「10年前は日本でフィンランドの文化はほとんど知られていなかったが、徐々に浸透し始めている。フィンランドの企業の日本進出や健康福祉だけでないウェルビーイング(健康なライフスタイル)分野にも拡大していきたい」と力を込める。

 

★フィンランド共和国
フィンランド共和国(フィンランドきょうわこく、フィンランド語: Suomen tasavalta、スウェーデン語: Republiken Finland)、通称フィンランドは、北ヨーロッパに位置する共和制国家。北欧諸国のひとつであり、西はスウェーデン、北はノルウェー、東はロシアと隣接し、南はフィンランド湾を挟んでエストニアが位置する。首都はヘルシンキ。

典型的な加工貿易国だが船は使いにくい。中立的外交の裏ではエネルギー政策をめぐり東西の綱引きが行われている。オンカロ処分場は2020年に開設されれば世界初の核燃料最終処分場となる。情報産業も政治と関係しており、エスコ・アホという首相経験者がノキア取締役を務めている。


●経済
人口とGDPの規模が日本の北海道とほぼ同じフィンランドは、1980年代以降、農業と林業中心の経済体制から、携帯電話の生産量が世界1位になるなどのハイテク産業を基幹とする工業先進国へと著しい変化を遂げることに成功した。特に、150年前からある老舗企業のノキア(NOKIA)やLinuxが有名である。高い教育水準なども影響した結果、ヨーロッパ内でも有数の経済大国となった。

世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表する国際経済競争力の順位では、2001年から2004年までと4年連続首位となった(2002年は一旦、2位と発表されたがその後の再評価で1位に修正された)。

現在では付加価値ベースで71.2%をサービス業が占めている。フィンランドはOECDによるレビューにおいて、「世界で最も競争的であり、かつ市民は人生に満足している国の一つである」と2014年には報告された。フィンランドはOECD BetteLife Indexの多軸評価において、すべての点でOECD平均を上回っている。
ナショナル・フラッグ・キャリアはフィンランド航空だが、政府は既に株式の半数以上を売却している。

●社会
ノルディックモデルの高負担高福祉国であり、GDPに占める税収比は43.9%と上位国のひとつである(2014年)。

OECDの人生満足度(Life Satisfaction)では第6位、国連世界幸福度報告では世界7位(2013年[9])、世界幸福地図では第6位、The Earth Institute(英語版)による国民総幸福量(GNH)では世界2位(2012年)であると報告された。

●保健
フィンランド人の平均寿命は、2015年では平均で80.77歳(男性77.82歳、女性83.86歳)であった。およそ市民307人あたり1人の医師がいる。 公営の保健センターが整備され、総合診療医(GP)によるプライマリケアが提供される。

GDPあたり保健支出は9.0%。医療費のおよそ18.9%は自己負担であり、76.6%は租税負担となる。近年のランセット誌の研究によれば、フィンランドは193ヶ国の中で死産率が最も低く、英国・フランス・ニュージーランドよりも低い。

課題としては、他のOECD諸国と同じように人口高齢化があり、65歳以上が人口の18.5%を占めている(2012年)。

GDPに占める保健・介護費用も伸び続けており、2000年代は約6%台であったが、2060年には13%に達すると推測されている。医療費の約55%は65歳以上人口が占めており、また認知症患者も増え続けている[

 

 

 

 

 

 

宮城県仙台市と石巻市の幼稚園や小学校で感染性胃腸炎とみられる発症者が急増 「石けんを用いた食事前やトイレ後の手洗いなどを推奨」

■宮城県仙台市と石巻市の幼稚園や小学校で、児童ら計311人がノロウイルスによる集団食中毒が相次いで発生し、発症者が急増
厚生労働省は石けんを用いた食事前やトイレ後の手洗いなどを予防策として推奨している。

仙台市の幼稚園や小学校で感染性胃腸炎とみられる発症者が急増

仙台市は16日、泉区の幼稚園で園児ら100人以上が感染性胃腸炎とみられる症状を発症したと発表した。

宮城県も、石巻市内の幼稚園で園児ら73人、同市内の小学校で児童ら137人が嘔(おうと)吐や下痢など感染性胃腸炎が疑われる症状を訴えたと発表。発症者は計300人を超えた。いずれも発症者の一部からノロウイルスを検出、集団感染の可能性があるとみている。

 泉区の幼稚園では14日からの3日間で少なくとも101人が嘔吐や腹痛などを訴え、園児1人からノロウイルスが検出された。市によると、集団感染が疑われる感染性胃腸炎の発生件数は9~11月、前年同期比2倍の18件に上っている。

  いずれも重症者はおらず、保健所が食中毒の疑いで施設内の消毒を指導したが、これまでの検査で食中毒だとは断定できず、感染原因については不明だという。

宮城県や仙台市は流行が続く恐れがあるとして、注意を呼びかけている。

 感染性胃腸炎は年間を通じて発生が報告されているが、一般的には11月から患者が増え始め、年末年始をかけて流行がピークを迎える。

しかし、宮城県では昨年同時期と比べると、感染報告が倍増していて、なかでも保育園や幼稚園などで集団感染が増えているとして、手洗いや食品の十分な加熱、オムツなどの処理には使い捨てのマスクや手袋をつけて、ウイルスの飛散を防ぐよう注意を呼びかけている。


■岡山県や都内でも感染性胃腸炎の患者発生

●都内の感染性胃腸炎の患者が増加の一途

東京都感染症情報センターは11月17日、11月7日~13日の期間中の東京都感染症週報を公開した。同週報により、例年に比べ多くなっている都内の感染性胃腸炎の患者が増加の一途をたどっていることが明らかになった。

病原体が原因となり、さまざまな消化器症状を引き起こす感染性腸炎。サルモネラやカンピロバクターなどの細菌由来のもののほか、ノロウイルスのようにウイルス由来のものもある。特にノロウイルスが原因の感染性腸炎は、冬季に流行する傾向がある。感染性胃腸炎の主な症状としては下痢やおう吐、腹痛、発熱などがある。一般的に健常者は軽症で回復するが、子どもや高齢者は重症化するケースもあるという。

11月7日~13日(第45週)の期間中、都内264の定点医療機関から報告された感染性腸炎の患者数は3,575人。1医療機関あたりの患者数は13.70人となっている。23区では特に江東区や江戸川区、中央区で医療機関あたりの患者数が多くなっている。

感染者の伸びは、1,681人の患者が報告された第43週(医療機関あたり6.47人)から著しくなっている。第44週は2,486人(同9.45人)、そして第45週に3,575人(同13.70人)が確認されており、それぞれ前週からの総患者の伸び率は約148%、約144%となっている。この急激な増加具合に、東京都感染症情報センターは「感染性胃腸炎の定点当たり報告数がさらに増加を認め、過去5年平均と比較して高い値で推移している」としている。

なお、2015年の第45週の患者数は1,394人(同5.40人)で、今年の感染者は昨年同時期に比べ、2.56倍。2014年の同週も1,194人であったことから、2016年は例年よりも患者が多いことがわかる。

ノロウイルスの感染経路の大半は経口感染。ウイルスが付着している場所をさわり、その手で食事をすることにより感染するケースがよくみられる。そのため、厚生労働省は石けんを用いた食事前やトイレ後の手洗いなどを予防策として推奨している。


 ●岡山県と岡山市は11月14日、大元小(岡山市)常盤幼稚園(総社市)で感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。県によると、集団発生は今季初めて。

 大元小は6年生のうち4クラスの36人が、常盤幼稚園は4歳児のうち11人が嘔吐(おうと)などを訴えて欠席した。重症者はいないという。大元小は15、16日、常盤幼稚園は15日に学級閉鎖する。

 感染性胃腸炎は細菌またはウイルスなどの病原体に感染して発症する。県はノロウイルスによる食中毒が多発する恐れがあるとして2日、食中毒注意報を発令。調理や食事前の手洗いの励行、食品の十分な加熱などを呼び掛けている。

 

クマが仙台市の住宅地に13~14日相次いで出没、2人襲われるも軽傷

クマが仙台市の住宅地に相次いで出没、2人襲われるも軽傷

 13日夜、仙台市内の住宅地にクマが相次いで現れて人を襲い、男女2人がけがをしました。
 「クマは男性を襲い、そして奥の茂みへと逃げていきました。そして、畑にはクマのものとみられる足跡も確認。

 13日午後10時ごろ、仙台市泉区の路上で歩いて帰宅途中だった63歳の男性が、体長およそ1.6メートルのクマに襲われました。


男性は脇腹などをひっかかれ、病院で手当てを受けました。けがの程度は軽いということです。また、午後9時ごろにも青葉区の住宅の敷地内で、歩いて出かけようとしていた79歳の女性が、背後からクマに襲われ、顔や頭に軽いけがをしました。

 2人が襲われた場所は5キロあまり離れていることから、別々のクマとみられ、警察や市が住民に注意を呼びかけています。

 

仙台市と、隣接する富谷市では14日にかけて、ほかにクマの目撃情報が3件寄せられ、県警などが住民に注意を呼び掛けている。

 13日午後9時ごろ、青葉区国見5丁目の無職女性(79)が自宅前で、後ろからクマに襲われ、顔や頭を引っかかれた。仙台北署によると、女性は娘を迎えるため立っていた。現場はJR仙山線国見駅の南東約500メートルの住宅地。

 午後10時ごろには泉区上谷刈関ノ上の路上で帰宅途中の団体職員男性(63)がクマに襲われ、脇腹などに擦り傷を負った。泉署によると、クマは体長約1.6メートルで、クリの実を食べていた。現場はスーパーなどがある住宅地で、クマは北西方向に逃げたという。

 男性の家族によると、クマに押し倒された男性が大声を上げたところ、クマは畑を横切り近くの林に逃げたという。

 クマの目撃情報は13日午後10時15分ごろ、宮城県富谷市富谷源内の国道4号と仙台北部道路富谷インターチェンジ入り口との交差点付近で、14日午前6時10分ごろに泉区実沢熊野山の市道で、同日午後6時5分ごろに青葉区上愛子赤生木の市道で、それぞれ1頭あった。

 14日午後7時55分ごろには、大崎市古川清滝明神でも1頭が目撃された。

 

 

 

「SENDAI光のページェントIN泉パークタウン」が12日、仙台市泉区寺岡で始まる (^_-)-☆もあり

ガーデンレストラン シェフズ テラス/仙台ロイヤルパークホテルの周辺に今年から10万球の光が灯ります。お食事の前や後に是非足をお運びください。

泉パークタウンの商業施設・宿泊施設が集まるメインストリートの街路樹や各施設内を
「SENDAI 光のページェント」オリジナルLED電球約10万球で彩り
華やかな街並みを演出、様々なイベントをお楽しみいただけます。

開催日時: 2016年11月12日 (土) 17:30 ~ 2017年2月28日 (火) 22:00


仙台の冬を彩る「SENDAI光のページェント」の関連イベント「SENDAI光のページェントIN泉パークタウン」が12日、仙台市泉区寺岡で始まった。10万球の発光ダイオード(LED)電球の点灯に見物客から歓声が沸いた。

 本家ページェントの「光の株分け」として初めて企画。午後5時半、商業施設が並ぶ約350メートルのメインストリートに光の花が一斉に咲いた。

「光がきれい。通るのが楽しみ」と喜ばれている。

 in泉パークタウンは来年2月28日(2月16日除く)まで午後5時半から午後10時まで点灯。電球をいったん消してから再点灯する「スターライト・ウインク」は毎日、午後6、7、8時に行う。

スターライト・ウインクはイルミネーションが一斉に消え、再点灯いたします。

 

開催日時
2016年11月12日 (土) 17:30 ~ 2017年2月28日 (火) 22:00
会場
SENDAI光のページェント in 泉パークタウン

仙台市泉区寺岡6-2-1(仙台ロイヤルパークホテル周辺)
アクセス
仙台市営地下鉄南北線 泉中央駅 車15分
JR 仙台駅 車30分
仙台空港鉄道仙台空港線 仙台空港駅 車40分
東北自動車道 泉I.C. 車10分
TEL: 050-5797-7421


★「ガーデンイルミネーション」宿泊プラン
「SENDAI 光のページェントin泉パークタウン」とガーデンイルミネーションを楽しむ宿泊プラン。
ロビーラウンジで幾万球の光に瞬くガーデンを眺めながらクッキーやロンネフェルトの紅茶をセルフで心おきなく楽しむ「マイティールーム」や「ハッピーアワー・フリードリンク」、
隣接する仙台泉プレミアム・アウトレットのクーポンシートを使って光のページェントを眺めながらショッピングなど、この時期ならではの宿泊プランです。

 

★泉パークタウン

泉パークタウン(いずみパークタウン)は宮城県仙台市泉区の丘陵地帯にあるニュータウン。三菱地所グループ(子会社含む)が単独で手がけており、一つの民間企業が単独で手がけるものの中では日本最大規模の複合開発事業である。

概要
住基人口
(2008年4月1日)
高森地区8,569人
桂地区6,825人
寺岡地区6,280人
紫山地区3,837人
合計25,511人
総開発面積1,070ha
計画人口50,000人

泉パークタウンは、昭和40年代仙台市(当時)の急激な人口集中により住宅不足が問題になっていたため、当時の仙台市北郊においてベッドタウンとして急速に発展していた宮城郡泉町(1971年に泉市)の黒川丘陵上に三菱地所がニュータウン計画を作成した。当時主流だった単に新興住宅地を建設して大都市の住宅供給を行うという趣旨ではなく、最先端の工業団地やゴルフ場、スポーツ施設、大規模商業地区、大学等がある一つの完結した都市を作ることを目的とした。

事業期間は1969年(昭和44年)からで、1974年(昭和49年)から高森地区の入居が開始された。現在、根白石地区に計画されている第6住区の開発が残っているが、それ以外は整備が完了している。開発されて30余年が経つが、自然と都市が融合し、年月を感じさせない街並みが今も人気である。

仙台を代表する新興住宅地として高評価されている。1998年度(平成10年度)に都市景観100選を受賞した。

今後の予定として、2016年に寺岡地区の西隣接地(根白石地区)に第6住区(約148万m2)の造成工事着手し、2020年12月に分譲開始を予定している。

 

●タウンセンター
寺岡6丁目、高森1丁目、紫山2丁目、大和町学苑に跨って計画されている泉パークタウンの中心地。主要なものに、以下の施設がある。
仙台泉プレミアム・アウトレット
泉パークタウン タピオ
仙台ロイヤルパークホテル
宮城大学
宮城県図書館
21世紀プラザ研究センター
仙台地域職業訓練センター

●スポーツ・レクリエーションゾーン
明通地区西部から南部に跨る泉パークタウンゴルフ倶楽部、泉パークタウンスポーツガーデンから構成されるスポーツを楽しむためのゾーン。スポーツガーデンは泉パークタウンテニスクラブ、野球場(市営)、サッカー・ラグビー場、芝生広場、ゴルフ練習場など多彩な屋外スポーツを楽しむことができる。サッカー場はベガルタ仙台により人工芝が敷かれて、ユース、Jr.ユースが主として練習に使う。

●インダストリアルゾーン
インダストリアルとは、働くという意味で、明通地区北部から東部に跨る工業流通団地。ほかの工業団地とは異なり、緑が多く働きやすい環境となっている。地元の会社の工場が多いが、東北セミコンダクタ(フリースケール・セミコンダクタの生産拠点、かつてはモトローラと東芝の合弁)、アルプス電気、トヨタ自動車といった大企業の工場もある。当地に本社のある企業としてはNTKセラテックがあり、また七十七銀行の泉センター(電算センター)、東北電力の泉センター(通信鉄塔がある)、河北新報の印刷工場もあり、仙台都市圏経済を影で支えている。2008年(平成20年)には日本赤十字社の宮城県赤十字血液センターが青葉区内から移転している

受賞歴
1998年度 - 都市景観100選
2013年度 - 日本不動産学会 業績賞

 

富谷市誕生を記念した「とみや国際スイーツ博覧会」が12~13日、同市の成田公民館で開催中

10月の富谷市誕生を記念した「とみや国際スイーツ博覧会」(市、実行委主催)が12日、同市の成田公民館で始まった。地元産の果物などを活用したスイーツによるシティーブランドの確立が狙いで、初めて企画。市内外の特製スイーツを求める大勢の来場者でにぎわった。13日まで。

 オープニングセレモニーで若生裕俊市長は「博覧会を通じて『スイーツのまち富谷』を発信していきたい」とあいさつ。屋外会場には市特産のブルーベリーなどを使った「とみやスイーツ」ゾーンや世界各国の菓子を扱う「国際スイーツゾーン」などに40店が出店、人気店では商品を買い求める客の行列ができた。

 屋外メインステージではサッカー元日本代表の前園真聖さんらによるトークショーや地元グループによるダンスなども披露された。スイーツ教室や「お菓子の家」造り体験コーナーも開催された。市は、両日で約1万人の来場を見込む。


 13日も午前10時~午後4時まで。


☆彡とみや発!スイーツで世界を旅する
宮城県黒川郡富谷町は、2016年10月10日から富谷市になりました。

市では、市制施行を契機として、スイーツを通した「新たなシティブランドの確立」を目指すこととしており、その実現に向けて「とみや国際スイーツ博覧会」を開催することになりました。

また、その地勢を活かして、1983年頃から減反政策の一環として県内初となるブルーベリーの生産を進めてまいりました。平成22年度から毎年開催している「とみやブルーベリースイーツフェア」に加え、2016年5月に開催されたG7伊勢志摩サミットで富谷産ブルーベリージュースが供応されるなどその注目度がさらに高まってきております。

こうしたスイーツによる新たなまちづくりと関連産業の振興を目指して、世界のスイーツを味わい、さらに地元富谷産のスイーツを広く世の中に広めるべく博覧会を開催いたします。

地産食材たっぷり!富谷市のスイーツ

ブルーベリーに続く新たな素材として、生産者と連携したイチジクやぶどうの栽培の ほか、とみやはちみつプロジェクトを立ち上げ、天然ハチミツの採蜜にも取り組むなど、新たな特産品の開発にも力を入れております。

こうした地元産の食材を生かしたとみや国際スイーツ博覧会限定のオリジナルスイーツもたくさんお目見えします。素材の味を生かしたオリジナルスイーツを通して、富谷の魅力をたっぷりとお楽しみください。

 


★富谷市
富谷市(とみやし)は、宮城県中部にある人口約5万人の市で、仙台市の北隣に位置する。市制施行以前の富谷町時代より仙台市のベッドタウンとして発展し、2015年(平成27年)の国勢調査で法定人口が5万人を突破したことで市制への移行申請が行われ、2016年(平成28年)10月10日付で単独市制施行して宮城県下14番目の市となった。

市制施行以前は黒川郡に属しており、2012年(平成24年)12月25日には住民基本台帳に基づく人口が5万人に到達、2014年(平成26年)11月1日には、日本の町村の中で推計人口が全国1位となっていた。

面積49.18km2
総人口51,832人
(推計人口、2016年10月1日)
人口密度1,050人/km2
隣接自治体
仙台市、
黒川郡大和町、宮城郡利府町
市の木マツ
市の花キク

概要

市境の内、南辺を仙台市と、東辺の一部を宮城郡利府町と共有し、それ以外の東・北・西を黒川郡大和町に囲まれる。仙台との境は旧宮城郡と黒川郡を分ける分水嶺となっており、市内を流れる河川は全て北流して大和町の吉田川へと流れ込む。市内は、富谷丘陵と、複数の吉田川支流がつくり出す河川沿いの細長い谷底平野で構成される。

江戸時代初期に、西川(吉田川支流)の右岸(南岸)の奥州街道沿いに富谷宿(地図)が設置された。この宿場は「富谷新町」「富谷新町宿」とも呼ばれた。現在、市役所など公共施設が集中する市の中心部は旧「富谷新町」の北側、西川(吉田川支流)の左岸(北岸)に広がっており、旧宿場も含めて「しんまち地区」と呼ばれている。

本市は、仙台市都心部を中心とした超広域商圏の「青葉商圏」、あるいは、泉中央副都心を中心とした「泉商圏」に含まれているが、泉区内から続く国道4号(奥州街道、陸羽街道)沿いのロードサイド店舗開発が市内にも及び、イオンモール富谷などの大規模商業施設の開発が行われて、隣接地域からの集客力が大きく増している。

本市は、仙台のベッドタウンとして人口増を実現してきた。新興住宅地は1971年(昭和46年)の東向陽台を皮切りに、国道4号沿いの丘陵地に次々造られ、その面積は町の総面積の18%を占める。また、新興住宅地の人口は、全町民の9割以上を占める。

1991年(平成3年)の将監トンネルの開通、および、1992年(平成4年)の仙台市営地下鉄南北線・泉中央駅開業とバスターミナル設置で仙台市都心部までの所要時間が大幅に短縮したため、バブル崩壊後の失われた10年においても人口増は衰えず、地価も上昇し続けた。地価は1999年(平成11年)頃をピークに低下し始めたが、その分、安くマイホームが得られる魅力と、トヨタ自動車東日本を初めとする大松沢丘陵やその周辺の工場集積地(黒川郡大和町・大衡村)への通勤に便利な立地であるため、失われた20年と言われる現在でも人口増加が続いている。

平成の大合併期には仙台市との合併、黒川郡内での合併、単独町制などの選択肢が議会で議論されたが、本市は2013年(平成25年)には推計人口で単独市制人口要件の5万人に達すると予測されたため、単独町制を維持して市制を施行する道を選択した。

単独市制人口要件は法定人口を根拠とするため、2015年(平成27年)国勢調査後の2016年(平成28年)4月に市制施行を目指すと町長が町議会で表明していたが、若生裕俊町長は単独市制移行の期日を平成28年10月10日とする考えを明らかにした。2009年(平成21年)12月には「市制検討プロジェクトチーム」を発足させている。住民基本台帳人口では2012年(平成24年)12月25日、推計人口では2013年(平成25年)8月1日に5万人を突破した。


市制施行に伴う住所表示の変更
原則は、「黒川郡富谷町」が「富谷市」に変わっただけだが、以降の部分は次のように変更された。
小字がない住所は変更なし。
小字があった住所は、以下の例外を除き、「字」をとって、大字と統合。
旧富谷町富谷のうち
富谷字町 → 富谷新町
富谷字町北裏 → 富谷北裏
富谷字町南裏 → 富谷南裏
いずれの住所も郵便番号に変更はない。

地名の由来
市内に10の神社があり、「十宮」と呼んでいたのが、「富谷」と書かれるようになったといわれている

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
大亀山森林公園
鹿嶋天足別神社 黒川郡に四座しかない延喜式式内社の一座である。
富谷市総合運動公園(富谷スポーツセンター)
富谷市民俗ギャラリー
大黒澤苑
宮城県動物愛護センター
ブルーベリーつみとり農園
合資会社内ヶ崎酒造店(銘柄:鳳陽)…創業寛文元年(1661年)
甕杉
志戸田用水隧道
富ヶ岡公園
しんまち公園
富谷宿
行神社
内ヶ崎家別邸
新富谷ガーデンシティフットサルクラブ
ゆっぽとみや大清水
とみや湯ったり苑
富谷パルクールパーク

祭り
熊野神社例大祭
榊流永代神楽
鹿島天足別神社例大祭  毎年4月の第3日曜日

イベント
とみやふるさとまつり
とみやマーチングフェスティバル
おもしぇがらきてけさin富谷
十三夜魂のふるさとまつり

 

 

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