杜の都ふるさと便 

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三陸で春漁の主力となるピンクのイサダ(オキアミ)漁が6日、宮城県沿岸部で始まった

イサダたっぷり港に活気 女川で漁解禁

 三陸沿岸の春漁の一つ・イサダ漁が6日、宮城県内で解禁になった。女川町の女川魚市場にはピンク色のイサダを積んだ船が次々入港し、春の訪れを告げた。
 イサダはオキアミの一種で食用や養殖魚の餌になる。初日は地元船28隻が192トンを水揚げ。東日本大震災後は福島第1原発事故に伴う風評被害で価格が低迷していたが、昨年より高い1キロ当たり38~52円で取引された。
 「まずまずの量。風評被害の影響も収まってきたようだ」とほっとした様子だった。
 女川魚市場には今月下旬以降、コウナゴや養殖ギンザケも入り、水揚げが本格化する。

 三陸で春漁の主力となるイサダ(オキアミ)漁が12日、宮城県沿岸部で始まった。女川町の女川魚市場には引き網船約30隻が約180トンを水揚げした。ピンク色のイサダでいっぱいの籠が次々と岸壁に揚げられ、魚市場を春らしく彩った。
 
 イサダ漁は、福島第1原発事故の風評被害を受け続けているという。養殖魚の餌にもなるため、風評の影響は大きい。
 女川魚市場では今月末からコウナゴや養殖ギンザケも水揚げされる。
「春漁が始まると、ことしも頑張ろうという気になる。多くの船を受け入れ、東日本大震災からの復興に向かう女川を活気づけたい」と関係者は思うのです。

★オキアミ(沖醤蝦 英: Krill)は、軟甲綱 真軟甲亜綱 ホンエビ上目 オキアミ目に属する甲殻類の総称。形態はエビに似るが、胸肢の付け根に鰓が露出することなどで区別できる。

 

体長3~6cmプランクトン生活をおくる。食用、釣り餌、熱帯魚の餌(クリル)などに利用される。殻ごと干した干しエビや熱帯魚の餌(クリル)、調味用の魚醤(蝦醤、トラシなど)や塩辛、魚肉ソーセージの原料としても知られる。ヒゲクジラ類の主要な餌料。

■加工食品、釣り餌として流通
食べ方は 生 かき揚げ 釜揚げ 干すなどして食べる。

 

特徴
外見的には遊泳生のエビ類によく似ており、頭胸部は背甲に覆われ、腹部は6節からなる腹節と尾節からなる。胸部には8節があり、それぞれに附属肢があるが、エビを含む十脚類ではその前3対が顎脚となっているのに対して、オキアミ類ではそのような変形が見られない。

第2,第3節が鋏脚として発達する例や、最後の1-2対が退化する例もある。それらの胸部附属肢の基部の節には外に向けて発達した樹枝状の鰓がある。これが背甲に覆われないのもエビ類との違いである。

なお、よく似たものにアミ目のものがあるが、胸脚の基部に鰓がないこと、尾肢に平衡胞がある点などで区別される。分類上はアミ目はフクロエビ上目とされ、系統的にもやや遠いと考えられている。

生殖と発生
雌雄異体で、雄は雌の第6胸脚の基部にある生殖孔に精胞をつける。精子はここに侵入して、一時的に貯精嚢に蓄えられる。受精卵は普通、そのまま海中に放出される。この点も、保育嚢を持つアミ類とは異なる。一部では胸脚の一部が広がって抱卵肢のようになることが知られる。

孵化した幼生は三対の附属肢を持つノープリウスで、二期のノープリウスの後にメタノープリウス期となり、ほぼ体全体が背甲に覆われる。その後、腹部が伸長したカリプトピス期から複眼が柄を持って突き出すフルキリア期を経て、その間に附属肢が発達して成体に至る。生息域によっても異なるが、成熟までに1-3年を要すると考えられている。

生態
全て海産で、その大部分が外洋の表層から中深層を遊泳して生活する。多くの場合、幼生はやや表層で生活し、成熟に連れて次第に深いところへ移動する傾向がある。また、浅海生のものは日周鉛直運動をする。プランクトン食とされ、種によって動物プランクトンか植物プランクトンのどちらを主食とするかが決まっているらしい。

ナンキョクオキアミは南極海において非常に大きな現存量を持ち、生態系全体に大きな影響を持つキーストーン種である。

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